シャルル・ルクレールは、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍初年度に苦戦したことについて理解を示しつつも、自身から特別な助言を与えることはほとんどできなかったと語った。12年間をメルセデスで過ごし、6度のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンは、昨冬にフェラーリへ移籍した。しかしスクーデリアでの初年度は厳しく、シーズン序盤に中国GPのスプリントで勝利を挙げたものの、決勝レースでは一度も表彰台に立てなかった。
シーズン終盤には3戦連続でQ1敗退を喫し、ランキング6位でシーズンを終えている。ルクレールは、チームメイトを手助けする余裕がほとんどなかったと説明する。「僕の仕事は、自分がコントロールできる範囲のすべてを最大化することだ」とルクレールは語る。「自分自身のこと、そしてチームのために集中すべきことがすでにたくさんある。自分のドライビングスタイルをできる限りマシンに合わせる必要もある。そうなると、ルイスを助けるために時間を割くのは簡単ではない。」さらにルクレールは、自身の助言が本当に役に立ったかどうかにも懐疑的だ。「それに、ルイスはキャリアの中で僕よりはるかに多くのことを成し遂げている。正直なところ、彼に与えられるアドバイスはない」「新しいチームに加わるというのは、どのみち長いプロセスだ。僕自身、フェラーリに来てもう7年になるから、最初がどんな感じだったか正直覚えていない。今はすべての仕組みを理解していて、とても自然に感じている」「でもルイスにとっては、1年経った今でもまだ比較的新しい状況だ。プロセスも考え方も、チームも仕事の進め方もすべて違う。そういったことには、ただ慣れるための時間が必要なんだ。」
全文を読む