アブダビGPのFP1では、フェラーリが2025年のヤングドライバー枠を消化するため、アーサー・ルクレールがルイス・ハミルトンの代役として出走。兄シャルルとグランプリ週末で走行を共有するのは今回が2度目となった。走行中、前方を走っていた兄シャルルがターン5でスピン。これを見ていたアーサーは無線で「シャルルはファンのためにバーンアウトしてるんだと思う」と冗談交じりにコメントし、ハミルトンのエンジニアであるアダミも「彼はターン5でスピンしたよ」と応じた。
“ルクレール・ジュニア”という新ニックネームの由来アーサーに新たについたニックネーム“ルクレール・ジュニア”は、レッドブルのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、前方車両の状況説明で「最初の前方車両はルクレール・ジュニアだ」と呼んだことがきっかけだという。それを聞いたマックス・フェルスタッペンは「ジュニアって呼ぶの、けっこう面白いね」と笑いながら反応していた。兄シャルルはペースに不満「ゼログリップだ」ソフトタイヤで0.016秒差の3番手タイムを記録したシャルルだったが、ロングランではマクラーレンやレッドブルに及ばず、自身のペースに不満を示した。「僕たちはすごく遅いね」とブライアン・ボッツィに無線で伝え、「クルマは本当にグリップがゼロ。信じられないし、まったく理解できない」と嘆いている。一方の“ルクレール・ジュニア”ことアーサーは、トップのランド・ノリスから0.875秒差の16番手でセッションを終えた。
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