2025年F1カナダGPの金曜プラクティスでクラッシュを喫したフェラーリのシャルル・ルクレールは、「とても愚かなクラッシュだった」と自らを責め、「チーム全体に申し訳ない」と語った。セッション序盤にターン3でブレーキング時にタイヤをロックさせたルクレールは、芝生を越えてバリアに接触。これによりマシンのシャシーが損傷し、FP1での走行はわずか9周にとどまったうえ、FP2の参加も断念せざるを得なかった。
「まず最初に、チーム全体に本当に申し訳ない。こんなことは誰も望まない」とルクレール。「本当に愚かなクラッシュだった。ロックアップしてしまって、芝生に乗ることは分かっていたけど、壁には当たらないと思っていた。でも芝に入った瞬間、もう逃げ場がないことが分かった」「単なる判断ミスだけど、大きな代償を伴った。タイヤがシャシーに当たってひびが入ってしまった。1日のうちに2つのシャシーは使えないから、今日は実質的にクルマに乗れなかった」一方で、限られた走行の中でも手応えは得ていたという。「数周しか走れなかったのは痛いけど、クルマにはすごく自信が持てた。まだ3周目だったけど、かなり競争力があると感じていた」FP3での1時間しか準備時間が残されていないが、ルクレールは予選に向けて前向きだ。「自信を失ったわけじゃないし、週末に影響するとは思っていない。予選ではスピードを取り戻せるはずだ。どれだけ競争力があるかは分からないけど、自分としては100%で臨めると思っている」
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