カルン・チャンドックは、2011年に初開催となるインドGPを支援するグループが、2010年のヒスパニア・レーシングのシートに資金を提供しているとの噂を否定した。最近バーニー・エクレストンは、インド人ドライバーであるカルン・チャンドックのF1デビューを称え、「ジャイピー・グループのおかげで2011年にインドGPが開催できる」と指摘した。
インドの財閥系企業であるジャイピーは、ヘルマン・ティルケが設計したF1サーキットを首都ニューデリーから約40kmの場所に建設している。カルン・チャンドックは、スポンサーから500万ドルの支援を受けて、ヒスパニア・レーシングのシートを獲得したが、ジャイピー・グループが直接関与していることは否定した。「ジャイピー・グループは僕のシート獲得にはなにも影響を与えなかった」とチャンドックはコメント。チャンドックの父親ヴィッキーは、FIAの役員を務めており、インドのモータースポーツ界の重要人物である。「父も僕も関係者を知っているし、2011年のプロジェクト(インドGP)についていろいろアドバイスをしている。でも、僕のシートに関する限り、現時点では何のつながりもない」またチャンドックは、2006年にレーシングドライバーとしてのキャリアが崩壊寸前だったが、バーニー・エクレストンの支援によってキャリアを続けることができたことを明かしている。「テストシーズンが始まる2週間前、バーニー・エクレストンが、(GP2チームの)デュランゴと契約を結ぶことができたと教えてくれた。これが僕のキャリアを救ってくれた」「あれが僕のキャリアの決定的な瞬間だった。この恩は決して忘れないよ」
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