ロータスは、20日(日)にスネッタートンで開催されるクラシック・チーム・ロータス・フェスティバルで1958年から1994年にレースをした全種類のF1マシンを集め、F1ヨーロッパGPで迎える500戦目を祝う。37年間でレースを戦った35台のマシンがサーキットにディスプレイされ、そのうちの18台がデモンストレーション走行を行う。ヒストリックカーとともに今年F1マシンであるロータス T127もバレンシアに向かう前に走行を行う予定となっている。
当日はロータスドライバーであるヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネン、ファイルーズ・ファウジーが参加し、T127だけでなく歴史的なロータスマシンで走行を行う。ロータスの創設者コーリン・チャップマンの息子でイベントを主催者するクライブ・チャップマンは、3人のドライバーもフェスティバルを楽しみにしていると語る。「ヘイキは先日ヘセルで3台のクルマをドライブし、マリオ・アンドレッティのロータス77を本当に気に入っていたし、物凄く速かった」とチャップマンは語る。「なので、彼はスネッタートンでもそれをドライブする予定だ。見るのは楽しいだろうね。マイク・ガスコイン(ロータス・レーシング チーフ・テクニカル・オフィサー)は2〜3ヶ月前にベティ・ヒルと私の母に会って、すごく感激していたので、彼にはグラハム・ヒルがモナコで勝利したタイプ49に乗ってもらうことにした。ヤルノはエリオ・デ・アンジェリスのマシンに乗るのを楽しみにしている。エリオは彼が子供の頃、レースをするきっかけになったヒーローの1人だそうだ。ファイルーズ・ファウジーは、タイプ79をドライブすることになっている」 ドライバーにゆっくり走るように伝えるかと問われたチャップマンは「いいや、どれくらい速く運転するかは彼らに任せてある。たぶん、ヘイキは全開で行くだろうし、ヤルノはもう少し冷静かもしれないけど、彼もファウジーもかなり速いだろうね。現在のF1マシンがグランプリサーキット以外で見られることはめったにないので、ファンにとっても素晴らしいだろうね」