ケータハムは、F1オーストリアGPの決勝レースで、小林可夢偉が16位、マーカス・エリクソンが18位だった。小林可夢偉 (16位)「いいスタートではなかったですが、そこから挽回してチームメイトとビアンキを抜きました。最初のスティントはよかったです。スーパーソフトでスタートしましたが、タイヤの持ち具合も良くて14周目にソフトタイヤに履き変えました」
「当初の戦略は2ストップでしたが、僕たちはマルシア勢とのレースに集中していたので、ビアンキが1ストップだと分かった時点で、第2スティントの戦略を変更して、結果的にチェッカーまでの55周に渡りソフトタイヤを持たせなければなりませんでした。残り10周あたりまではうまくいっていましたが、スーパーソフトタイヤに履き変えていたビアンキを抑えることができませんでした。とにかくトライをしてみましたが、うまくいきませんでした。ただ、レース結果としてはどちらにしても大差はなかったです。この件を除けば、今週末は直接のライバルに対してのパフォーマンスの差が小さくなったといういくつかのポジティブな材料があります。信頼性は高まっていますし、金曜夜に行ったセットアップ変更は、今日も効果をみせて、レース序盤はマルシア勢を簡単に抜けただけでなく、引き離すこともできました。もし終盤のタイヤのタレが少なければ彼らの前でフィニッシュできていたと思います。金曜日やここ数戦のからすれば、状況は改善されていますし、シルバーストンではさらに前進することが分かっているので、早く次のレースを戦いたいです」マーカス・エリクソン (2位)「金曜日は直接のライバルとのギャップがもっと大きく見えたので、今日のレースには満足している。スタートはとても良かったし、何台か抜くことができた。でも、ソフトでの最初のスティントを28周くらいまで引き延ばす計画だったので、レース序盤にポジションを守るためにタイヤをダメにしたくはなかった。最初のピットストップは良かった。交換した新品のスーパーソフトは、そのスティントの10周目くらいまでとても良いパフォーマンスを発揮してくれた。その後、タレ始めたので、43周目にもう一度ピットインして、最後はソフトでフラッグまで走り切った。残念ながら2回目のピットストップはフェラーリがピットレーンを走行中だったので4秒ほど待たなくてはならず、チルトンの12秒ほど後ろで戻った。クルマの感触は良かったし、数周でギャップが3秒ほどに縮んだ。でも、その頃にブルーフラッグが頻繁に出始めて、大きくタイムロスした。それもレースの一部だ。特に僕らにとってはね。このような短いトラックでは余計に厳しくなるのは確かだけど、それについても学習中だ。もうすぐシーズンの半分が終わる。僕は確実に成長しているし、これもレッスンだと捉えている。それがなければフラッグまでにもっと良い戦いができたと思うけど、それでも18位はOKだ。FP1とFP2の僕たちの位置を思えば特にね」関連:F1オーストリアGP 結果:ニコ・ロズベルグが今季3勝目
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