チーム・ロータスは、ケーターハム・カーズを買収したことを発表した。チーム・ロータスは、買収によりケーターハムが「ブランドイメージと製品ファミリーを広げる」ことができると考えている。「ケーターハムは、自動車の世界の中心で独特な存在感を持っている」とチーム・ロータスのトニー・フェルナンデス代表はコメント。
「堂々とした頑丈なイギリス車というだけでなく、パフォーマンス、ハンドリング、エンジニアリングの優秀さにおいて、人からうらやましがられるような、ユニークで汚れのない名声を得ている」「ケーターハム・カーズは、コーリン・チャップマンの『少ないことは豊かである』という哲学に完全に誠実なままであり、ケーターハムの供給する最新の製品にもまだオリジナルのSevenのDNAが息づいている」「ヨーロッパ、日本、オーストラリア、そして中東での売上高はすでに成功したビジネスだ。既存の経営陣の指導のもと、我々にはそのスピリットをさらに進化させ、革新的な製品とより大きな世界的なブランド露出によってケーターハムを新しい刺激的な将来へと持っていくためのあらゆる要素と発射台がある」今回の発表は、“ロータス”の名称論争に対してのイギリス裁判所からの判決前になされたが、チーム・ロータスの声明では名称変更への言及はなかった。チーム・ロータスは、ケーターハムの買収は、F1テクノロジーを用いて有名なSevenブランドを発展されるきっかけになると述べた。ケーターハム・カーズのマネージング・ディレクターを務めるアンサー・アリは「これはまだケーターハム物語のさらなる刺激的な章に過ぎない」とコメント。「これまでケーターハムが意のままにしてきたリソースは、当然、ケーターハムのドライビングエクスペリエンスの露出を制限してきたし、伝説的な7は、ほぼそれ自体の評判と遺産に頼らざるをえなかった」「我々は、1人の男のモーターレーシング概念の保管者として、完全に忠実なままであり、ほぼ40年間保護してきた」「だが、チーム・ロータス・エンタープライズによる会社の買収は、我々の既存の経営陣にこれまで観衆に応えられていなかったピュアなドライビングの楽しみというケーターハムのコアスピリットを得ることを可能にするだろう」「Sevenは、それに相応しい世界的な踏切板を持ち、さらに進化し続ける一方で、Seven と SP/300.R を越えたケーターハム・ファミリーを拡大するチャンスと、独自に尊重されてきたブランドに新しい息吹を与え、世界的なビジネスを成熟させるチャンスを得た」