チーム・ロータスは、2011年のテスト兼リザーブドライバーとして、ダビデ・バルセッキ、ルイス・ラジア、リカルド・テイシェイラの3名を起用することを発表した。ダビデ・バルセッキとルイス・ラジアは、チーム・ロータスの姉妹チームであるエアアジアからGP2に参戦しており、今週のバルセロナテストでT128のステアリングを握っていた。
彼らの契約にはグランプリの金曜フリー走行での出走が含まれており、ルイス・ラジアはサードドライバー、ダビデ・バルセッキはテストドライバーとして明記された。チーム・ロータスのリアド・アスマットCEOは「ルイスとダビデの頑張りは、チーム・エアアジアのデビューシーズンの非常に力強いスタートの助けとなっている。チーム・ロータスでの彼らの役割は、世界的に最もレベルの高いモータースポーツでかけがえのない経験を彼らに与える。それは彼らの天性の才能を正しい方向に発展せるための助けとなるだろう」と述べた。ルイス・ラジアは、昨年ヴァージン・レーシングのテストドライバーと務め、年末のアブダビ若手ドライバーテストにも参加。ダビデ・バルセッキも同じテストでヒスパニア・レーシングのテストに参加し、F1初走行を行っていた。またリカルド・テイシェイラには、チーム・ロータスの“長期的な育成プログラム”の一環として“第2テストドライバー”の肩書きが与えられた。昨年F2に参戦したテイシェイラは、チーム・ロータスの撮影セッションと冬季テストでT128をドライブしている。「スペインでの両方の参加ではレーシングドライバーとして大きな前進を遂げることができた。今後数年にわたるチームの成長において積極的な役割を果たすチャンスに非常に興奮している」とリカルド・テイシェイラはコメント。「チーム・ロータスには非常に特別な雰囲気があるし、このチームでF1初のアンゴラ人として国を代表できることは、個人、僕の家族、そして国全体によってとても大きな意味がある」