カルロス・サインツJr.は、フェラーリのホームレースであるイタリアGPの金曜プラクティスでトップタイムを記録して29歳の誕生日を迎え、ザントフォールトでの痛みを伴う週末に続いて週末の順調なスタートは驚きだったと認めた。前戦オランダGPでは、チームメイトのシャルル・ルクレール(1周目の衝突の後にダメージでリタイア)とともに週末を通じてSF-23を飼いならすために奮闘したものの、サインツはそのような状況かでなんとか5位入賞を果たしていた。
しかし、サインツとフェラーリはそれを忘れて、大きく異なる高速サーキットのモンツァに望み、サインツはFP2でマクラーレンのランド・ノリスとレッドブルのセルジオ・ペレスを抑えてトップタイムをマークした。「これ以上に素晴らしいことはない」とマシンを降りたサインツは語った。「正直、スムーズな1日だった。ザントフォールトのような難しい週末を終えて、モンツァのようなトラックに戻ってきて、FP1の1周目から、再びクルマが正常に戻ったと感じられたのは素晴らしいことだ」。「何らかの理由でここでマシンをコースに置くとすぐに、マシンははるかに良く適応し、コーナーごとにセットアップして運転するのがはるかに簡単になった。明日のレースで1位になるという意味ではないけど、少なくともフィーリングはずっと良くなった」「基本的には同じクルマなんだけど、なぜかフィーリングが良くなっていた。それを僕をさらに当惑させている」「でも、明日は様子を見てみよう。明日はみんなが燃料を減らして、エンジン・モードも上げてくるだろうし、少し違った状況になると思う」ティフォシたちはホームでの特別な結果を『あえて夢見る』ことができるかと問われたサインツは「夢見るのはタダだろ?これは僕の好きな言葉のひとつだ。特にこのようなトラックでは、誰もが夢を見ることができると思う。夢を見るのはタダだし、誰もそれを奪うことはできないと思う」と答えた。「でも、現実的に考えて、僕たちのレースペースも見てみると、レッドブルの本当のペースが見え始めてきた。彼らは再びレースペースで明らかに0.3~0.5秒先行しているし、50周以上でかなりのラップタイムになる」カルロス・サインツJr. (スクーデリア・フェラーリ)「全体的にチームにとってポジティブな金曜日だった。今週末はマシンもペースを取り戻しているようだし、トラックの特性も僕たちにもっと合っているようだ。まだ金曜日だし、明日はコンマ数秒以内に数台がひしめく超タイトな戦いになるだろうから、簡単にはいかないだろう。特にロングランでは改善の余地があると思う。ここモンツァの素晴らしい観衆の前でドライブできるのは素晴らしいね!プッシュし続けよう!」