カルロス・サインツは、シャルル・ルクレールとフェラーリF1の新しいチーム代表であるフレッド・バスールとの長年にわたる友情が彼を不利な立場に置くことはないとし、フェラーリF1にとって「有益」であることが証明されると考えている。11月末に辞表を提出したマッティア・ビノットの後任として、ザウバー/アルファロメオの元F1チーム代表であるバスールが2023年からスクーデリア・フェラーリの指揮を執る。
ARTグランプリの共同創設者として、フレデリック・バスールは、モータースポーツのジュニアシリーズでルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、そして、シャルル・ルクレールなどを指導した。フレデリック・バスールは、2016年にルノーで短期間F1の経験を積んだ後、アルファロメオにブランド化されたザウバーF1チームで、2018年にフェラーリが支援するシャルル・ルクレールを獲得してF1デビューさせた。それ以来、フレデリック・バスールとシャルル・ルクレールは良好な関係を維持しており、2人の男の友情がルクレールにチーム内でカルロス・サインツに対する優位性を与える可能性があると考える人もいる。しかし、カルロス・サインツは、そのようなシナリオが展開されることに少しも懸念を抱いておらず、フレデリック・バスールのフェラーリF1への加入を歓迎している。「彼らが僕に言ったことと、僕が知っていることから、彼は適切な人だと思う」とカルロス・サインツはイタリアのAutosprint に語った。「パドックの誰もが彼のことを知っているし、彼はうまくやると確信している」「調整期間はあるだろうけど、フレッドはF1とフェラーリをよく知っている。彼と完全に仕事を始める前にこの準備段階があるだろう」カルロス・サインツは、フレデリック・バスールとシャルル・ルクレールとの親密な関係にもかかわらず、バスールの公平性を疑う理由はないとし、彼の加入はフェラーリF1にとって有益なものになると考えている。「ゼロからのスタートになるとは思わない」とカルロス・サインツは付け加えた。「さっきも言ったように、彼とうまくやっていけると確信しているし、彼は僕がチームとシャルルとの関係で仕事をしているのを見て喜んでくれるだろう」「ルクレールとの彼の十分に実証された関係は、ここでの彼の適応を加速するためにも、誰にとっても非常に役立つと思う」