マクラーレンのカルロス・サインツは、F1ロシアGPの終盤にセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に抜かれてしまうリスクがあったため、レッドブルのアレックサンダー・アルボンからポジションを守るために戦うことを我慢したと語る。夏休み後は好機に恵まれていなかったカルロス・サインツだったが、F1ロシアGPでは5番グリッドという好位置を獲得し、“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる6位でレースをフィニッシュした。
序盤、バルテリ・ボッタスがスタートに失敗したことで4番手に順位を上げたカルロス・サインツは先頭集団でレースを展開。1コーナーではルイス・ハミルトンにもチャレンジした。「良いスタートが切れた。それが少なくともターン1への進入でメルセデス勢とフェラーリ勢と戦うチャンスを得るための最初の目標だった」とカルロス・サインツはコメント。「とても楽しかったし、自分自分をやる気にさせるには良い方法だ。レース全体で良いペースがあったし、タイヤと戦略全体を良いマネジメントして、ベスト・オブ・ザ・レストで完走した。まさに望み通りの結果だ」メルセデスやレッドブルと戦うことができたのではないかと質問されたカルロス・サインツは、後ろからストレートに強いセルジオ・ペレスが迫っていたため、ポジションを争っていれば無防備なってしまうと感じたと述べた。「残念ながら、現時点でメルセデスやレッドブルと戦って、それを価値あるものにするためにあと0.5秒のゲインを得る必要があると思う。現時点ではレースタイムの1~2秒を失うだけだからね」とカルロス・サインツはコメント。「それに、ストレートでかなり速いペレスが後ろから来ていたし、アルボンと戦っている間、彼が僕のDRSに入ってしまうのは避けたかった。そのレーシングポイントはストレートで非常に速いからね」「管理すべきことが少しあった。もしそれがレースの最終ラップだったならば、もっと攻撃的になっただろうけど、今日はいくつかのタフなレースの後だったので、ポイントを獲得することが重要だった」