マクラーレンのカルロス・サインツは、現時点でハースF1チームには中団チームのなかで0.5秒のペースアドバンデージがあると考えており、今シーズン終了までにその差を埋めることが難しいかもしれないと懸念を抱いている。2018年シーズンをコンストラクターズ選手権を5位で終えたハースF1チームは、今季の開幕戦オーストラリアGPでロマン・グロージャンが6番グリッド、ケビン・マグヌッセンが7番手グリッドを獲得。決勝でもマグヌッセンが“ベスト・オブ・ザ・レスト”となる6位でレースをフィニッシュした。
カルロス・サインツは、ハースF1チームが予選使用で0.5秒は速いと見積もっており、“ミッドフィールドであまりに先を行っている”と語る。「唯一逃げることができたのはハースだけだった。彼らはミッドフィールドの他の全員よりはるかに先を行っている」とカルロス・サインツはコメント。「昨年と比較してそれが唯一の悪い部分だ。ハースは昨年と比較しいて少し先に行きすぎている。0.5秒以上だし、今シーズンに高い開発レートであっても0.5秒のギャップを縮めるのは非常に難しいタスクだ」「彼らも止まっているわけではないし、少なくともコンマ7~8秒を開発する必要がある。それは大きなラップタイムだ。僕の大まかな見積もりではシーズン終了までに予選でハースの前に出るのはとても難しいだろう。レースでもそうだとは言うつもりはないけど、純粋なレースに関しては全員にとって非常に難しいと思う」「僕はエンジニアほど数値を見ているわけではないし、ラップタイムを見ての僕の推測にすぎない。僕やチームメイトのラップタイム比較してね。おおざっぱな計算だし、正確な数値ではない。コンマ5秒は大きいけど、僕たちはトライしていく」開幕戦オーストラリアGPでMGU-Kの故障によってリタイアを喫したカルロス・サインツは、第2戦バーレーンGPで早くも2基目のMGU-Kを投入する。