元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、ル・マン24時間を完走したヘンドリック・モータースポーツのガレージ56エントリーの功績を「驚異的」と称えた。NASCARカップのシボレー・カマロを流用したこのマシンは、毎年革新性を示すマシンに与えられる至宝の耐久レースのワイルドカードとしてエントリーされた。
バトンは、NASCARカップシリーズで7度の優勝経験を持つジミー・ジョンソンと、ル・マンで優勝経験のあるマイク・ロッケンフェラーとともにこのプロジェクトに参加し、24号車は大奮闘の末、レースに出場した62台中39位でフィニッシュした。「最高だった」とバトンはEurosportに語った。「観客はル・マンに参加するすべての人を祝福するためにここにいるけど、僕たちのクルマが通り過ぎるときの歓声を聞くと...彼らにとって車を準備するのは長い旅であり、多大な時間がかかった」「でも、なんと素晴らしい人々のグループだ。このクルマで彼らが持っているものを生み出し、カップカーをル・マン用の耐久マシンに仕立てるというのは、驚異的なことで、この業界では最高だ」「このメンバーで仕事ができることを誇りに思う。僕たちは何のミスも犯さなかった」「我々はまだクルマをハードにプッシュしたいが、かなり運転しやすいクルマだった。寛容だ。ハードに運転すれば、速度は落ちるけど、本当に運転するには素晴らしいクルマだ」