ジェンソン・バトンは、富士スピードウェイで開催されたSUPER GT 第2戦をノーポイントで終えることになるのではないかと心配していたと語る。ジェンソン・バトンと山本尚貴が駆る#1 RAYBRIG NSX-GTは、予選Q1で敗退し、12番グリッドからスタート。ウエットコンディションとなった決勝ではスタートドライバーを務めた山本尚貴は一時14位まで順位を下げた。
しかし、レース残り1/3で、再びジェンソン・バトンからマシンを引き継いだ山本は乾いた路面の上でスパートし、4番手まで順位を上げると徐々に前走車との間隔を詰めて105周目の第1コーナーでインに飛び込んで順位を入れ替え、3番手に進出した。その後は追いすがる後続車を突き放し、110周を走りきって3位でチェッカーフラッグを受けた。「開幕戦は事故まで本当にいい感じだった。だから、今回のレースでの予選12位は期待外れだった」とジェンソン・バトンは振り返る。「僕たちはノーポイントで離れることになるではないかと心配していた。だから、12ポイントを獲得できたのはとても良いことだ」重要なミドルスティントを担当したジェンソン・バトンは、コース上がまだ濡れている状況をスリックタイヤで走らなければならなかったが、F1でのウエット走行での経験が役に立ったと語る。「最初の2週はウエットタイヤを履いたGT300のマシンを追い抜かなければならなかった。その後、ウエットタイヤの4号車(Modulo Epson NSX-GT)にオーバーテイクされた」「タイヤが温まったら、オーバーテイクをしていくことができたし、もちろん、他のドライバーのミスもあった。トラブルを避けることができたのが良かったと思う」「本当に楽しかった。このようなコンディションでのF1での経験が完璧に役になった。かなり助けになった」「F1でそのようなコンディションで走るのはいつも好きだったし、富士は本当に楽しかった」
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