ジェンソン・バトンは、2016年のマクラーレンの来季のシートを保証されているわけではないと認めた。 昨年、マクラーレンは、新加入するフェルナンド・アロンソのチームメイトをジェンソン・バトンにするか、もしくは若手のケビン・マグヌッセンを残すのかの決断を繰り返し遅らせ、ジェンソン・バトンの未来は長い間不確定なままだった。
最終的に選ばれたジェンソン・バトンは、今年でF1キャリア16年目に突入した。 フェルナンド・アロンソが3年契約を結んでいるのに対し、ジェンソン・バトンの2年契約の最終年はマクラーレン側に行使権がある“オプション”だとみられている。F1イギリスGP中に噂についてコメントを求められたロン・デニスは「ジェンソン・バトンはマクラーレンと2年契約を結んでいる。我々は今のところドライバーについて検討すらしていない」と Sky Sports F1 に述べた。 しかし、ジェンソン・バトンの方は確信から程遠い状態であり、自身の今後について「決まっているものはない。あらゆるところに常に選択肢がある」とコメント。「僕たちは来年のことについては考えていない。今年のマシンを改善することを考えているんだ。やらなければならないことがたくさんあるし、タフな1年になるだろうけど、僕たちは全力を尽くしていく」 マクラーレンには選択肢が豊富にある。昨年のレースドライバーだったケビン・マグヌッセンは今もリザーブドライバーを務めており、育成ドライバーのストフェル・バンドーンはGP2を席巻している。シーズン中盤にして65ポイントのリードを築き、チャンピオン獲得が現実味を帯びているストフェル・バンドーンだが、GP2のタイトルをとったとしても来季のF1シートを保証するものではないとすでに認めている。2016年のドライバーマーケットは、フェラーリがキミ・ライコネンを残留させるか否かが左右するだろう。キミ・ライコネンが残留しない場合、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)ダニエル・リカルド(レッドブル)らがその後任候補と見られており、3人のいずれかがフェラーリに移籍するとすれば、そこでまた新たな動きが誘発される可能性がある。
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