ジェンソン・バトンは、2007年と2008年にホンダと“やり残した仕事”があると語った。ジェンソン・バトンは、ホンダ時代の2006年のF1ハンガリーGPで初勝利を飾ったが、その後2年間はホンダの成績が低迷。ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロのポイントを合わせても20ポイントにとどまった。ホンダはそのまま2008年末にF1を撤退した。
ホンダが残したチームを引き継いだブラウンGPとジェンソン・バトンは翌年にダブルタイトルを獲得するという夢のようなシーズンを送ったが、ホンダがジェンソン・バトンの現所属チームであるマクラーレンとタッグを組む形でF1復帰を遂げた今、ジェンソン・バトンにはかつてやり残した仕事を完了するチャンスが訪れた。 「僕たちは2007年と2008年に結果を出すことができなかった。だから、僕たちには一緒に働いて達成しなければならないこと、こう言った方がよければ、正すべきことがたくさんある。やり残した仕事がたくさんある」今年の初のプレシーズンテストで合計79周しかできなかったマクラーレン・ホンダだが、ジェンソン・バトンは、完全に外から見て取れること以外の全体的な状況を判断しようとするのは間違いだと話した。「他の人たちがそれぞれのエンジンから何を引き出しているか、また、彼らには彼らのターゲットがあり、それらのマシンの強みと弱みを知っている。テストの前にこのエンジンで3年間走ったわけではない。F1の常として、マシンは冬季テストの最初の走行にやっと間に合うものだ」「テストまでにマシンとエンジンから全てを引き出そうと努力するので、全てが土壇場になる。最初のテストにマシンがやってきて、ガレージの外に出てくるのが9時ではなく11時なら、確かにたくさんの人々が困惑する。なぜ2時間早くスタートできなかったのか? それは僕たちが常に冬の期間を最大限に活用し、可能なかぎりベストなパッケージで初回テストに以降と努力するからだ。少し遅れてスタートすることがあるのはそれが理由だ」