2025年F1イギリスGPのフリー走行1回目がシルバーストンで行われ、フェラーリのルイス・ハミルトンが1分26秒892でトップタイムを記録。マクラーレンのランド・ノリスがコンマ0.023秒差で続き、地元イギリス勢が母国で存在感を示した。このセッションでは2名の若手ドライバーがFP1デビューを果たした。レッドブルは17歳のアービッド・リンドブラッドを角田裕毅の代わりに起用。
一方、アルピーヌはリザーブドライバーのポール・アロンをニコ・ヒュルケンベルグのキック・ザウバーに乗せた。両チーム間で21歳の起用に関して合意した形だ。序盤はハースのエステバン・オコンが先陣を切り、多くのマシンがミディアムタイヤで走行開始。アストンマーティンとウィリアムズ勢はハードタイヤを装着していた。レーシングブルズのリアム・ローソンは早々にリンドブラッドに引っかかったと不満を述べ、「前のドライバーはミラーを確認するべきだ」と無線で訴えた。最初のセグメントでは、ハミルトン、ノリス、ラッセルとホームドライバーが次々にトップに立つ展開に。その後、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がルクレールを上回るタイムを記録したタイミングで、他のドライバーたちはソフトタイヤに履き替え始めた。アルピーヌのピエール・ガスリーはコプスでスピンを喫し、タイヤにフラットスポットを作るも走行を続行。ウィリアムズのカルロス・サインツは一時ピット内でマシンがスタンドに上がり、フロアのチェックが行われていたとみられる。残り20分を切った頃には、各車ソフトタイヤでのアタックが本格化。ノリスが再び最速に立つも、最後にハミルトンが再度トップを奪取。1分26秒892を記録し、40歳の地元ヒーローが9度の勝利を誇るシルバーストンで見事な滑り出しを見せた。オスカー・ピアストリが3番手、シャルル・ルクレールが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手に続いた。ハジャーが6番手と健闘し、アレックス・アルボン、ローソン、キミ・アントネッリがそれぞれ7~9番手。マックス・フェルスタッペンは10番手に終わった。その後方では、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが11・12番手、リンドブラッドが13番手、サインツが14番手、オコンが15番手。16~20番手にはフランコ・コラピント、アロン、オリバー・ベアマン、ガスリー、ガブリエル・ボルトレトが並んだ。この後、現地時間16時からはフリー走行2回目が予定されており、各チームはデータを解析し次のセッションに備える。アービッド・リンドブラッドが母国シルバーストンでレッドブル・レーシングからFP1デビュー2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目 順位・ラップタイム1.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分26秒8922.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分26秒9153.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分27秒0424.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分27秒0955.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分27秒1636.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分27秒2177.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分27秒3048.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分27秒3519.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分27秒36710.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分27秒43211.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分27秒67812.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分27秒84413.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分27秒90914.アービッド・リンドブラッド(レッドブル) - 1分27秒95815.エステバン・オコン(ハース) - 1分28秒05716.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分28秒08617.ポール・アロン(ザウバー) - 1分28秒14218.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分28秒14719.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分28秒33220.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分28秒397
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