2023年F1第11戦イギリスGPの金曜フリー走行で11番手以降だったドライバーのコメント。晴天に恵まれたシルバーストンでの2回のセッションは、赤旗などの中断はなく、多くのチームが予選と決勝を見据えて新しいアップグレードについての情報収集に励んだ。
11番手:周冠宇(アルファロメオ)「僕たちがここに導入したアップグレードは期待どおりに機能しているようだ。もちろん、プラクティスセッションに基づいて予測するのは困難だ予選が始まって初めて本当の順位がわかる。今日は新しいパーツを学び、さまざまなセットアップをテストすることがすべてだった。バランスには少し苦労したけど、全体的にはP11はまずまずの結果だと思う。細部を微調整することができれば、マシンからさらに多くのものを引き出すことができると確信している。今夜は、今日収集したデータを見直し、明日さらに前進するための分析に全力を尽くす」12番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は間違いなく最高の金曜日ではなかった。FP1ではミディアムタイヤでのペースはまずまずで、ソフトタイヤで良いステップを踏めると思っていた。でも、FP2では苦戦を強いられた。気温が高くなると一歩後退する傾向があることが少しわかった。また、セッション間でかなりの数の変更を加えたけど、コンディションを十分に補えなかった可能性がある。難しい午後だったのは確かだけど、今夜はチームと一緒にデータを詳しく調査し、明日に向けて何ができるかを検討していく。このような困難があったにもかかわらず、イギリスのファンの前でドライブしているときは思わずニヤけてしまう。彼らは僕とチームに、明日また強くなるためのエネルギーを与えてくれている」13番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「この象徴的なサーキットでまたドライブできるのはうれしい。シルバーストンにはいつもいい流れがあるし、素晴らしいコーナーのコンビネーションをフラットアウトで攻めるのは最高の気分だ。今日は、フリープラクティスの両セッションから多くのことを学ぶことができたし、明日に向けてセットアップの方向性を決定するためのデータを得ることができた。予選や決勝では天候が変わる可能性が高いので、全チームがその動向を注視していくことになるだろう。明日に向けてやるべきことはたくさんあるが、いい状態になると確信している」14番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「少しトリッキーな一日だった。クルマのバランスと自信にかなり苦労した。最高のスタートではなかったけど、乗り越えるための時間はまだ十分にある。おそらくまだ限界には達していない。オーストリアにいたときと同じレベルだけど、クルマからもっと多くのことを引き出せることは分かっている」15番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「ここシルバーストーンは風がとても強かった。でも、マシンがより安定しなくなったのは確かだ。でも、シーズンの大半を戦ってきたのと同じような課題とも戦っている。運転するのが難しいクルマだし、それは今も続いている。シングルラップでは、タイヤ間で改善が見られなかったし、それは何かが欠けていることを示唆している。僕たちにとってポジティブなのは、ロングランのペースはそれほど悪くなかったことだ。バランスは難しいが、今夜はそこに取り組むつもりだ。ミックにもシミュレーターに乗ってもらう予定なので、明日に向けて何か解決策を見つけられることを願っている。僕たちはレッドブル勢と同じレースには参加しているわけではない。でも、表彰台を目指して戦いたい。昨日からファンの声援は物凄いし、僕たちもファンの人たちに喜んでもらえるようなレースをしたいと思っている」16番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)「今日の金曜日は、いつもと同じように学ぶことばかりだった。ここに導入したアップグレードにより、ダウンフォースがもう少し増えたようだ。そこは一歩前進だけど、今週末に新しいパーツを持ち込んだのは僕たちだけじゃない。主要ライバルたちと非常に接近しているかが改めてわかった。一晩でこのパッケージをさらに最適化し、違いを生み出せるようなパフォーマンスを見つけるために、まだやるべきことがあると思う。明日は予選を完璧にこなし、グリッドで有利なポジションにつけることが重要だ。日曜日にポイント争いに食い込めることを期待している」17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「金曜日はセットアップとタイヤに集中するのが普通のことだ。今日は少し弱く見えたと思うけど、ニコのほうはとてもいいラップタイムを出していた。そこから学べることがあるはずだ。僕たちのクルマは通常、1周は走れてもレースでは苦戦する。最終的にはレースペースとタイヤ性能に集中することになると思う」18番手:角田裕毅(アルファタウリ)「これだけ多くの新しいパーツを投入しているので、それらを理解するには時間がかかります。何カ所かでは間違いなく改善が見られているし、今夜は今日収集したデータを分析していきます。明日は新しい一日で、FP3を使って予選までに自分たちのパッケージを最大化するつもりです」19番手:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)「FP1ではクルマのパフォーマンスはまずまずだったが、FP2はさらに難しかった。今週末に投入したすべてのアップデートの挙動を理解するには時間がかかる。明日の午後の予選に備えるため、今夜すべてのデータを調べてできるだけ多くのことを学ぶつもりだ」20番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「低燃費での走行でマシンのフィーリングは良かったが、レースペースを向上させるにはまだ課題が残っている。明日は雨が降ることが予想され、コンディションが大きく変わるだろうけど、それまでに少しでも前進したい。FP2に参加できなかったのは残念だし、日曜日のレースシミュレーションが不足している。でも、いずれにせよ予選とレースに向けて自分たちが持っているものを最大限に発揮できるよう努力するつもりだ」