ブリヂストンが、F1韓国GPの決勝レースを振り返った。ドラマチックなレースとなった初の韓国GP決勝は、ウェット−ウェット−インターミディエイトの戦略を用いたスクーデリア・フェラーリ・マールボロのフェルナンド・アロンソが、今季5度目の優勝を飾った。レースは雨でスタートが遅延。さらにはセイフティーカーの先導でのスタート及び再スタートとなった。全員がブリヂストンのウェット・タイヤでスタートしたが、その後はコンディションが向上し、インターミディエイト・タイヤへと交換することができた。
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが2位、アロンソのチームメイトのフィリペ・マッサが3位でフィニッシュ。ふたりはアロンソと同じタイヤ戦略だった。タイトル争いを続けるレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテルはフィニッシュできなかった。安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)「今日は素晴らしい初の韓国GPを見ることができましたし、ブリヂストンが貢献できたことを誇りに思います。優勝したフェルナンド・アロンソ選手とフェラーリにお祝いを申し上げます。また、素晴らしい戦いで2位入賞を果たしたルイス・ハミルトン選手にもお祝いを申し上げます。フィリペ・マッサ選手の表彰台フィニッシュ、ミハエル・シューマッハ選手の4位もうれしく思っています。今回は難しいグランプリでしたが、チーム各位に加え、最後までプロ意識に徹したFIA、オーガナイザー、サーキットのオフィシャルやマーシャルの皆さんは素晴らしかったと思います。この新しくエキサイティングな市場でのF1開催を成し遂げたオーガナイザーの皆さんは素晴らしい仕事をしてくれました。ここに集まってくれたファンや世界中のファンの皆さんにも、今回の素晴らしいレースを楽しんでいただけたと思います」浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)「今日は期待やドラマが数多くあったレースでした。何度も遅延になり苛立ちもあったと思いますが、安全性が第一ですし、視界も良くありませんでした。インターミディエイトもウェット・タイヤも素晴らしいパフォーマンスを見せましたし、アロンソ選手は非常に優れたタイヤのマネージメントでフィニッシュラインまでペースをキープしました。今回はブリヂストン初の、そして最後の韓国GPでしたが、ここ霊岩の週末を通して、我々の全てのタイヤが素晴らしいパフォーマンスを発揮したことを誇りに思います」関連:F1韓国GP:フェルナンド・アロンソが波乱の韓国を制す