トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1ドイツGPで今季2度目のポイント獲得を成し遂げられたのはチームとのコミュニケーションが鍵を握ったと語る。16番グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは、ウィリアムズの2台がリタイアしたことも手伝い、レース終盤にはポイント圏内を走行していた。
レース終盤に雨が降った際、多くのドライバーが雨天用タイヤに交換するためにピットインしたが、ブレンドン・ハートレーはスリックタイヤに留まり、11位でチェッカー。10位でフィニッシュしたカルロス・サインツにタイム加算ペナルティが科せられたことで10位に繰り上がり、自身2度目となるポイント獲得を成し遂げた。「最大限に生かせたと感じている。いくつかコース上で良いバトルができた。周りのクルマとのバトルは常に簡単ではない。何台かは間違いなく僕たちよりもトップスピードがあるからね」とブレンドン・ハートレーはコメント。「雨が降ってきたとき、当初チームは僕にピットインを求めた。僕は『もう1周できない?』と言った。それでもう1周ステイアウトして、さらにもう1周できることがわかった。あそこでステイアウトするという正しい決断をするために僕とチームとの間で良いコミュニケーションがあったし、1ポイントを獲得することができた」「最後は激しい戦いだった。それは保証できる。(ロマン)グロージャンにポジションを奪われてしまったのはいろんな意味で残念だった。彼はその後多くのクルマを抜いていったし、彼には僕よりもはるかに多くのスピードがあった。でも、最後のポイントを守るために最後まで(ケビン)マグヌッセンを抑えるために本当に戦わなければならなかった」「最初から最後まで激しい戦いのレースだった。僕はまったくミスを犯さなかった。自分のパフォーマンスには本当に満足しているし、1ポイントをもたらせたのはチームの努力のおかげだ」雨が降った際、ブレンドン・ハートレーは最適な戦略を考えすためにチームと緊密に話し会った。ブレンドン・ハートレーは、ある時点ではピットインを望んだが、彼のストラテジストはそれに反対したと語る。「彼らがピットインを指示してきたラップでは、ターン6で生き残ることさえできれば、まだスリックの方がはるかに速かった。豪雨になったら、それは間違った決断になっていた」とブレンドン・ハートレーはコメント。「僕は空を見ていた。チームは反対しなかった。とにかく僕は『もう1周走れると思う』と伝えた。良いコミュニケーションだったし、チームワークだった」「1周したけど、ターン1は本当に濡れていた。僕は『次のラップでピットインしなければならないと思う』と言った。セバスチャンがリタイアする2周前だったと思う。でも、チームはこれ以上悪化することはなく、良くなっていくだろうという情報を与えてくれた。彼らはそのような情報を持っていた。当初、僕はステイアウトしようと言っていたけど、もうピットインしなければならないと言ったとき、今後は彼らは『ノー、ステイアウトした方がいい』と言ったんだ」「良いコミュニケーションだった。クルマに乗っているとそれほど多くの情報は見ることができないし、気象レーダーを見ているチームに大きく依存している」「誰かがコースオフしてセーフティカーが入るのは時間の問題だったかもしれない」