インディ500予選1日目に大クラッシュを喫して複数箇所の骨折に見舞われたセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)が残りのインディカー・シーズンを欠場することが発表された。セバスチャン・ブルデーは、インディ500予選1日目の3周目にターン2でコントロールを乱してバリアに高速でクラッシュ。マシンは逆さまで地面に打たれてから上向きに着地。マシンからは炎が上がった。
セッションは赤旗が提示され、セーフティクルーがセバスチャン・ブルデーを救出。救急車でインディアナ・ユニバーシティ・ヘルス・メソジスト病院に搬送されたブルデーは、骨盤の骨折、さらに右の腰に複数の骨折があり、土曜日の夜に手術が行われた。セバスチャン・ブルデーの容体についてチーム代表のデイル・コインは、手術は成功したものの、怪我によって2017年シーズンの残りのインディカー・シリーズを欠場することになると述べた。骨盤と腰の手術を同時にできたことについてデイル・コインは「素晴らしいニュースだ。彼らは2つの別々の手術になると考えていたからね」とコメント。「彼は強い男だし、とても元気だ。それが救いだ。昨晩には妻が来ていたのも良かった」「セバスチャンは10時40分に手術を終え、約20分後に外科医が出てきて、我々に本当にうまくいったと伝えてくれた」「だが、彼は6~8週間は松葉づえで、その後リハビリを行うと伝えられた。シーズンはこれで終了だ。セバスチャンにとって悲しいことだ」インディ500の代役として、デイル・コイン・レーシングはジェームス・デイビソンを発表。最終予選には参加しないため最後尾グリッドからスタートとなり、月曜日のプラクティス走行から参加する。「まずはスペアカーを我々はつくらないといけない。今日は準備することができないが、明日準備ができていたらラッキーだね」とデイル・コインはコメント。「負傷したドライバーの代わりを探すのは決して簡単なことではない。重要なのは、セバスチャンが怪我から完全に回復し、復帰準備ができるまで彼を待つことだ」「ジェームスとは過去に一緒に戦っているし、彼は我々のためにいい仕事をしてくれた。彼はチームに精通しており、どのように仕事を進めるかを知っている。だから代役を探すのは早かったよ」