バルテリ・ボッタスは、依然としてメルセデスのリザーブドライバー契約下にありながら、今年からキャデラックの新しいF1プロジェクトに貢献を開始する。フィンランド人のボッタスは、ニューヨークで行われた発表イベントでセルジオ・ペレスと共にキャデラックの初のF1ラインナップとして披露された。チーム代表のグレアム・ロードンは、メルセデス側の柔軟な対応に感謝を示した。
「メルセデスの皆さん、特にトト(ヴォルフ)に感謝を申し上げたい。彼らはバルテリとの話し合いに非常に協力的で、適切なタイミングで円滑な移行を調整するうえで非常に助けになってくれた。私はメルセデスに大きな敬意を抱いており、同じく彼らがバルテリに敬意を払っていることを見るのは良いことだ。誰もが彼が再びグリッドで走る姿を見たいと思っている。トトはその点で非常に協力的であり、そのことを記録に残しておきたい」とロードンは述べた。ボッタスは、今後しばらくは両チームの役割を並行して担うことを認めた。「僕のキャデラックでの仕事は始まるが、グラハムが言ったように、僕はまだメルセデスと契約していて、今後もすべてのレース週末でリザーブを務める」と彼は説明した。「その結果、僕が利用できる時間は限られる。いつ、どこで、どのようにという詳細には触れないが、最初のテストまでに行われる重要な決定には関与するつもりだ」一方のペレスは、昨年末にレッドブルから放出されて以来、自身の走行活動が限られていたことを認めた。「フィットネスは維持しているが、ここ数カ月は息子とカートに乗っていただけだ」とメキシコ人ドライバーは語った。「だが、年内に僕がF1カーをドライブする計画がチームにはある」キャデラックには当然ながら旧型車テスト(TPC)用のシャシーは存在しないが、「今年いくつかのトラックテストを行う」とロードンは認めた。「もちろん、それを行うには他のチームと協力する必要があるが、それは規則の範囲内で完全に許可されている」この初期走行はペレスにとって特に重要だが、メルセデスのリザーブとして2025年は断続的にしか走行機会を得られていないボッタスにとっても同様に大切になる。
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