2009年シーズンが終了し、BMWザウバーF1チームとしての歴史は幕を閉じた。BMWザウバーF1チームは、2005年にBMWがザウバーを買収して設立。4年間で70のグランプリに参戦し、優勝1回、ポールポジション1回、16回の表彰台を獲得。合計で308ポイントを獲得。しかし、BMWは7月に2009年シーズン限りでF1から撤退することを発表。9月にはカドバックにチームを買収したことを発表したが、2010年のグリッドはまだ獲得できていない。
BMWザウバーF1チームの歴史2006年1月16/17日: バルセロナテストにBMWザウバーF1チームとして初参加。F1.06を発表。ドライバーは、ニック・ハイドフェルドとジャック・ヴィルヌーヴ。テスト兼リザーブドライバーにはロバーロ・クビサを起用。2006年3月12日: バーレーンGPにてグランプリデビュー。2006年3月19日: 第2戦マレーシアGPでジャック・ヴィルヌーヴが7位入賞し、初ポイント獲得。2006年4月2日: 第3戦オーストラリアGPでハイドフェルドが4位、ヴィルヌーヴが6位に入り、初のダブル入賞。2006年8月6日: 第13戦ハンガリーGPからヴィルヌーヴに代わってロバート・クビサがレースドライバーに昇格。レースではニック・ハイドフェルドがチーム初の表彰台となる3位入賞。クビサは7位でフィニッシュするも、レース後の車検で規定重量違反が発覚しポイントを剥奪された。2006年8月25日: セバスチャン・ベッテル(当時19歳)をサードドライバーに起用。金曜日に初走行したベッテルはトップタイムを記録し注目を集めた。2006年10月22日: BMWザウバーF1チームとしての初年度を終了。初年度の成績は36ポイントでコンストラクターズ5位。2007年1月16日: バレンシアでF1.07を発表。ドライバーはニック・ハイドフェルドとロバート・クビサ。リザーブドライバーにセバスチャン・ベッテル、第2テストドライバーにティモ・グロックを起用。2007年6月10日: 第6戦カナダGPでニック・ハイドフェルドが2位表彰台獲得。ロバート・クビサが大クラッシュ。2007年6月17日: 負傷したクビサに代わって、セバスチャン・ベッテルがF1デビュー。8位入賞を果たす。2007年10月21日: BMWザウバーF1チームとしての2年目のシーズンが終了。101ポイントを獲得し、コンストラクターズ3位。マクラーレンがポイント剥奪となったため公式記録は2位。2007年末: ヒンウィルのファクトリーを拡張。人員を150名増員。2008年1月14日: ミュンヘンのBMW WeltでF1.08を発表。引き続きドライバーとしてロバート・クビサとニック・ハイドフェルドの起用を発表。2008年2月2日: リザーブドライバーとしてクリスチャン・クリエン、第2テストドライバーとしてマルコ・アスマーの起用を発表。2008年3月28日: 第2戦マレーシアGPでニック・ハイドフェルドがチーム初のファステストラップを記録。2008年4月5日: ロバート・クビサがBMWザウバーF1チーム初となるポールポジションを獲得。2008年4月6日: バーレーンGPを終え、コンストラーズ選手権1位に浮上。2008年6月8日: カナダGPでロバート・クビサがBMWザウバーF1チームに初優勝をもたらし、ドライバーズ選手権1位に浮上。ニック・ハイドフェルドも2位に入り、1-2フィニッシュを飾る。2008年11月2日: BMWザウバーF1チームの3年目のシーズンが終了。11回の表彰台を含め、合計136ポイントを獲得し、コンストラクターズ3位。ドライバーズ選手権ではクビサが4位、ハイドフェルドが6位。2009年1月29日: バレンシアでF1.09を発表。レースドライバーにロバート・クビサとニック・ハイドフェルド、リザーブドライバーにクリスチャン・クリエンを継続起用。2009年6月29日: BMWは2009年限りでF1から撤退することを発表。2009年9月15日: カドバックへのチーム売却を発表。2009年11月1日: 最終戦アブダビGPで、BMWザウバーF1チームとしての最後のレースを終える。BMWのF1活動 動画