FIA(国際自動車連盟)は、今週末バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される2019年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPに先駆けて、3つ目のDRSゾーンを追加することを発表した。通常、DRSゾーンは各グランプリで最大2つのDRSゾーンが設置されるが、昨年、オーバーテイクを増加させる試みとしてオーストラリアGPとカナダGPで実験的に3つ目のDRSゾーンが追加された。
今週末のF1バーレーンGPでも同サーキットでは初めて3つ目のDRSゾーンが追加されることになった。新たなDRSゾーンは、ターン3とターン4を結ぶストレートに設置され、検出ポイントはターン1の頂点の50メートル手前に配置される。メインストレートとターン10とターン11を結ぶバックストレートに設置されるこれまでのDRSゾーンは変わらない。今年、F1は乱気流を減らしてオーバーテイクを促進することを目的に空力レギュレーションを変更。他のマシンに追従するという点では変化を実感しているドライバーが少ないが、リアウイングが大きくなったことでDRSの効果は増大していると語るドライバーは多い。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「唯一ポジティブなのはDRSの効果が改善されたことだ。オープンにしてすぐに昨年よりも多くのパワーが得られる。それでも追従するにはまだタービュランスが多いね」と語っている。関連:2019年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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