岩佐歩夢は、スクーデリア・アルファタウリとのF1テストを「とても楽しみ」にしていると語る。FIA F2選手権第14戦アブダビは11月26日(日)、今シーズン最後のレースとなるフィーチャーレースを迎えた。13時15分、気温29℃、路面温度43℃のコンディションのもと、フォーメーションラップがスタートした。
3列目5番グリッドの岩佐歩夢は、スタート直後の激しいポジション争いの中で4番手に上がる。その後も接戦が続き、岩佐はターン6でコースアウトしたが、ポジションは変わらず、4番手で1周目を終えた。2周目にはいったん後続にパスされたが、すぐにばん回し4番手を守った。7周目、オプション(ソフト)タイヤでスタートしていた岩佐歩夢は、アンダーカットを狙って真っ先にピットインし、タイヤ交換を行う。19番手でレースに戻ると、同様の戦略のマシンがピットインを行ったことで14周目には10番手までばん回。すでにタイヤ交換を終えた中では2番手となり、ポジションアップに成功した。しかし、ペースの上がらない岩佐歩夢に後続が激しく迫ってきた。20周を終え、プライム(ミディアム)タイヤでスタートしたマシンがピットインを開始。25周目に全車がタイヤ交換を終えた時点で、岩佐は3番手を走行していた。2番手とは7秒以上の差があり、後続は背後に迫る状況で、レースは終盤戦に入った。ペースの上がらない岩佐歩夢は、背後からの激しい攻撃をかわしてポジションを死守するが、ペースに勝る後続に28周目と30周目にパスされ5番手にポジションダウン。しかし、ファイナルラップの33周目に3番手争いの2台によるアクシデントがあり、岩佐は4位でフィニッシュした。岩佐歩夢はシリーズランキング4位で2023年シーズンを終え、F1参戦に必要なスーパーライセンス取得の条件をクリアした。また、アブダビGP後に行われるF1テストでスクーデリア・アルファタウリのマシンをドライブすることが発表されている。岩佐歩夢は4位入賞 シリーズランキング4位で23年シーズンを終える。「とても厳しいレースになってしまいました。最後のレースで、チームに少なくともポディウムを届けたいと思っていたので残念です。スタートは悪くなく、アンダーカットを狙った戦略もうまくいったのですが、マシンの状態がよくありませんでした。昨日のダンパーのトラブルを直した結果、今度はオーバーステアが激しい状態となり、リアタイヤがオーバーヒートして、ペースが上げられない状態になってしまいました」と岩佐歩夢はコメント。「シーズンを振り返ると、昨年の後半のようにはうまくいかないことが多く、自分のミスやチームによるトラブルで落としたレースがあり、それがランキングに影響を与えたと思っています。終盤にチャンピオン争いには加われなかったし、最後は3位も守りきれませんでした。しかし、自分もチームもしっかり成長できたことは確かで、やるべきことはやったので、すべてがいい思い出です」「この後、F1のテストでスクーデリア・アルファタウリのマシンをドライブします。F1がどういう世界なのか大変興味がありますし、F1チームを体験すること、そしてこれまでの経験がどう活かせるのかがとても楽しみです。ただ、チームのプログラムをしっかりこなし、マイレージを稼ぐことや、自分の仕事をしっかりやることが大事だと思っています。自分ができることをちゃんとやって、できる以上のことはやらないように気をつけます」「来年についてはすでに発表されているように、日本でスーパーフォーミュラを戦います。カテゴリーが変わり、いろいろアジャストしなければならないことも多いですが、目標はもちろんチャンピオンですので、シーズン序盤から戦える体制を整えられるよう準備したいと思っています。日本での応援もよろしくお願いします」
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