レッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢は、FIA F2選手権第4戦のスプリントレースをマシントラブルによってリタイアで終えた。FIA F2選手権第4戦が、アゼルバイジャンの首都バクーの市街地コースで幕を開けた。4月28日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、1セット目のアタックで10番手につけ、2セット目のアタックで上位を目指しましたが、トラフィックとチームのコミュニケーションのミスによりラストアタックができず、予選17番手に終わった。
29日(土)のスプリントレースで、岩佐歩夢は9列目17番手からのスタートとなった。21周で行われるスプリントレースは午後3時、気温23℃、路面温度49℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。スタートでポジションを上げた岩佐歩夢だが、その後ポジションを落とし1周目を18番手で通過。3周目にコース上にストップしたマシンが出てセーフティカーが導入される。6周目に再スタートが切られ、岩佐歩夢は17番手からポジションアップを狙った。しかし、10周目に岩佐歩夢のマシンにトラブルが発生し、スローダウンを余儀なくされる。スロー走行でピットに戻った岩佐歩夢はマシンを降りリタイア。今シーズン初めてのリタイアを喫した。「ファイナルラップを迎えることができなかったレースは初めてで、とても残念な結果となりました」と岩佐歩夢はコメント。「電気系の配線のトラブルでシャットダウンし、なんとかピットに戻りましたが、すぐに修復するのは難しい状態でした」「トラブルを除いても、全体的に伸び悩んでいる状況で、マシンについても方向性が定まらず、他に比べて遅れている印象です」「フィーチャーレースに向けて、トラブルの修復は問題ないのですが、それ以外の面でもできるだけの準備をして臨み、しっかりフィニッシュすることが重要だと思っています」「順位はともかく、自分の仕事を最大限行うことで見えてくるものが必ずあるはずなので、この先に向けてしっかりとしたレースができるよう、チームとともに努力します」
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