2024年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。レースは劇的な展開が待っていた。先頭争いをしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)が64周目に衝突。両者パンクして上位争いから脱落。
優勝争いのバトンは、はジョージ・ラッセル(メルセデス)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に渡され、ラッセルがピアストリを1.906秒差で抑えてキャリア2勝目を挙げた。3位にはカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が続いた。優勝:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「信じられない! それ以外に表現のしようがない。序盤は3位を死守するために厳しい戦いを強いられた。それが終盤で重要な意味を持つことになった。マックス(フェルスタッペン)とランド(ノリス)が激しいバトルを繰り広げているのが見えた。彼らとの差は10秒強しかなかったし、ペース的にはとても励みになった。たとえわずかな可能性だとしても、彼らが衝突する可能性があることは分かっていた。最後にそこにいて、その欠片を拾い集める必要がある。そして、まさにその場所に僕たちはいた。表彰台の頂点に再び立つことができて、とても誇りに思う。チームはトップ争いに近づくために素晴らしい仕事をしてくれた。シーズン開始以来、僕たちは大きく前進した。ここ数戦は素晴らしいものだったし、今後もさらに前進できると期待している。マックスとランドが現在、僕たちより少し先を進んでいるのは周知の事実だけど、僕たちは現在、コンスタントに3位につけている。僕たちにとってはエキサイティングな時期だ。ちょっとした波に乗っているような気分だ。来週、シルバーストーンでのホームレースで何ができるか今から楽しみでならない」2位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「F1で表彰台に立つのは4回目だということは分かっているけど、勝利にとても近かったので少し悔しい!もちろん、本当に良いポイントだし、レース後半はとても強かったので、その点では表彰台に満足している。しかし、最後に惜しくも届かなかっただけに、悔しい気持ちも抑えられない。来週はシルバーストーンでまた挑戦する。シルバーストーンはいつも好きなコースだし、昨年のグランプリにはいい思い出がある。チームにとってホームレースなので、また上位に立てればと思っている」3位:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)「この3位はポジティブな結果であり、週末の厳しいスタートの後、僕たちにとって良いご褒美だ。昨日はスプリント後にマシンの改善に努め、より良い予選ができた。今日は波乱に富んだレースだったけど、僕たちのペースは悪くなく、表彰台を目指してメルセデスと戦った。残念ながら、前方でクラッシュが発生した後、他のマクラーレンのドライバーを抑えることはできなかった。オーストリアでは彼らは非常に速かった。全体的に見て、表彰台は良い結果であり、今は上位で戦えるよう自分たちに集中する必要がある。それが僕たちが望んでいることだ。シルバーストーンに注目だ。」4位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「ジョージとチームを祝福したい。ブラックリーとブリックスワースのスタッフ全員がこの結果にふさわしい。彼らはマシンのパフォーマンスを向上させるために非常に努力してきた。そして、僕たちはトップに着実に近づきつつある。このような結果を得るために多くの努力をしてきたので、これは皆の努力に対する当然の報酬だ。僕としては、あまりクリーンな週末ではなかった。序盤でダメージを負ってしまい、それがレースに影響を与えてしまったのは残念だ。今はシルバーストーンに目を向けている。いつも特別な週末になるし、ファンのみんなに会えるのが待ちきれない。オーストリアよりも、もう少し僕たちに合うコースだと思うので、何ができるか見てみよう」5位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「ランド・ノリスとのバトルの最中にアウト側から追い抜こうとしたところ、リアタイヤ同士が当たりパンクチャーが起こってしまった。彼の動きに納得していないけど、この件は見直す必要があるし、話し合いたいと思う。コーナーの形状も影響して、このようなことが起こってしまう。でも、一番懸念しているのは、今日の全体的なパフォーマンスとマシンの問題を確認する必要があると感じていることだ。第1スティントは悪くなかったし、レースを十分にリードできていたけど、第2スティントでは少しピットインのタイミングが遅く、ピットストップでも問題があった。総合的に見てチームのパフォーマンスは目指していたものではなく、この状態では戦略もうまく機能しなかった。レースをリードできていただけに、とても残念だ。来週に向けて改善するべき箇所はいくつかあるので、パフォーマンスとタイヤ、そしてバランスの改善ができるように取り組みたいと思う」6位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「とんでもないレースだった。特に終盤はすごい激しさだった。最後の2周でペレスを後ろに抑えておくのは至難の業だった。彼は追い抜いてきたけど、ターン3で前に出させて、DRS使って再び前に出た。とても嬉しい。チームにとってはダブルポイント獲得となり、大いに役立った。予想外だった。素晴らしいチームパフォーマンスだ。これで、あらゆるタイプのコースで中団グループに食い込んで戦えることが証明された。本当に素晴らしいニュースだ」7位:セルジオ・ペレス(レッドブル)「今日はとても残念な結果になった。スタートはうまくいったけど、1周目でダメージを負ってしまい、マシンがスライドして前方で走ることが難しくなってしまった。ダメージのせいでバランスが崩れてしまいピットインをしたところ、ピットレーンでの速度違反で5秒のタイムペナルティーを受けることになり、レース終盤に影響してしまった。いくつか見直して解析しなければならないことがある。昨日からとてもよい改善ができたように感じていたにもかかわらず、今日のレースペースにはあまり納得がいっていない。パフォーマンスが足りておらず、レースはとても苦戦したこの週末での問題を整理し解決して来週のシルバーストーンに備え、シーズン残りのレースに向けて前に進んでいきたい」8位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「スムーズな週末だった。2回の予選セッションでトラフィックもなく、レースでも2回の...
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