2020年のF1世界選手権 第1戦 オーストリアGPの決勝レースが7月5日(日)にレッドブル・リンクで行われ、バルテリ・ボッタスが優勝した。ホンダF1勢は、レッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボンともにリタイア。アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが7位、ダニール・クビアトはリタイアでレースを終えた。
ファステストラップはランド・ノリス(マクラーレン)が記録した。2020年 F1オーストリアGP 決勝 結果1.バルテリ・ボッタス(メルセデス)2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)3.ランド・ノリス(マクラーレン)4.ルイス・ハミルトン(メルセデス)5.カルロス・サインツ(マクラーレン)6.セルジオ・ペレス(レーシングポイント)7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)8.エステバン・オコン(ルノー)9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)10.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)11.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)キミ・ライコネン(アルファロメオ)ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)ロマン・グロージャン(ハース)ケビン・マグヌッセン(ハース)ランス・ストロール(レーシングポイント)ダニエル・リカルド(ルノー)マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)【レース展開】ポールポジションのバルテリ・ボッタスが好スタートを決めてリードを維持。1コーナーで何台か膨らむマシンがでたものの、接触はなく通過。1.ボッタス、2.フェルスタッペン、3.ノリス、4.アルボン、5.ハミルトン、6.ペレスの順でオープニングラップを終了。ボッタスは2秒のリードを築く。3周目にアレクサンダー・アルボンが、4周目にはルイス・ハミルトンがランド・ノリスをオーバーテイク。メルセデスがレッドブル・ホンダを挟む形となる。しばらくルイス・ハミルトンを抑えていたアレクサンダー・アルボンだが、9周目にハミルトンが攻略して3番手に浮上する。2番手のフェルスタッペンは約4秒先にいる。11周目、マックス・フェルスタッペンがスローダウン。おそらく電気系の問題でアンチストールが入りっぱなしの状態となり、ピットでステアリングを変え、タイヤもハードタイヤに変更するも発進できず、レースをリタイアすることになった。これでメルセデスの1-2体制となり、アレクサンダー・アルボンが3番手に続く。19周目にはダニエル・リカルド(ルノー)、21周目にはランス・ストロール(レーシング・ポイント)がリタイアする。25周目、ケビン・マグヌッセンがブレーキトラブルとみられる問題でコースオフしてストップ。これでセーフティカーが入り、ほぼ全てのマシンがピットインする。31周目にレースは再開。1.ボッタス、2.ハミルトン、3.アルボン、4.ノリス、5.ペレス、6.ルクレールの順。8番手を走行していたベッテルがサインツに仕掛けて接触してスピン。15番手まで順位を落とす。33周目、セルジオ・ペレスがランド・ノリスを抜いて4番手に浮上する。メルセデスがエンジンのセンサーに懸念があり、無理ができないことをドライバーに伝える。3番手のアルボンまでは10秒以上の差がある。51周目、ブレーキに問題を抱えていたロマン・グロージャンがピットに入りリタイア、ジョージ・ラッセルがコース上でストップしてリタイア。これで2回目のセーフティカーが入る。ここアルボン、ノリス、ルクレールがピットイン。ペレスがピットに入らなかったため、ソフトに好感したアルボンは4番手に順位を落とす。55周目にレースは再開。アルボンがペレスの前にでるが、そのタイミングでキミ・ライコネンが右フロントタイヤが外れてリタイアし、3度目のセーフティカーが入る。一度はペレスに順位を戻したアルボンだが、セーフティカー中に再び前に出る。61周目にレースは再開。アルボンはハミルトンを抜きにかかるが接触してスピン。最後尾に順位を落とす。この接触は審議対象となる。ルイス・ハミルトンに5秒加算ペナルティが科せられる。66周目、シャルル・ルクレールがセルジオ・ペレスを抜いて3番手に浮上。セルジオ・ペレスにピットレーンのスピード違反で5秒加算ペナルティが科せられる。69周目、ダメージを負ったアレクサンダー・アルボンがマシンを止めてリタイア。ダニール・クビアトがサスペンションが折れてクラッシュしてリタイアする。4番手のランド・ノリスがルイス・ハミルトンの5秒以内でチェッカーを受け、バルテリ・ボッタス、シャルル・ルクレール、ランド・ノリスが表彰台を獲得した。
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