中東の空域閉鎖によって世界的な航空混乱が発生する中、F1はチャーター機を手配することで2026年シーズン開幕戦オーストラリアGPの開催を維持した。数百人に及ぶチーム関係者やF1スタッフが影響を受けたが、特別便によってメルボルンへの移動が確保され、レースは予定通り開催される見通しとなっている。
中東情勢の影響で国際航空網が混乱するなか、F1は迅速な対応で開幕戦の実施にこぎつけた形だ。中東空域閉鎖でF1パドックの移動に混乱中東の空域閉鎖によって航空網に大きな混乱が生じ、F1関係者の移動にも大きな影響が出た。報道によると、月曜日の夜にロンドンを出発した2機のチャーター機がメルボルンに向かい、F1のチームスタッフや関係者を輸送したという。1機はシンガポールを経由したブリティッシュ・エアウェイズ機、もう1機はタンザニア経由のビジネスクラス専用機で、スポーツ専門の旅行代理店「トラベル・プレイス」が調整を行った。このフライトにはグリッドに並ぶ11チームのうち10チームのスタッフとF1関係者が搭乗したとされる。約2000人が動く巨大イベントF1のグランプリには毎戦およそ2000人のスタッフが関わっている。そのうち少なくとも4分の1はドーハやドバイといった中東の航空ハブを経由してオーストラリアに向かう予定だった。しかし中東情勢の緊張により航空ルートが混乱し、多くのスタッフがルート変更を余儀なくされた。あるイギリス拠点のチームは、移動スタッフの半数以上が影響を受けたと明かしている。中国、タイ、韓国、日本、アメリカ、シンガポール、香港などが経由地として使われ、関係者はあらゆる手段でメルボルン入りを目指した。開幕戦は予定通り開催の見通し混乱はあったものの、F1首脳陣はメルボルンでの開幕戦が予定通り開催されると確信しているとみられている。F1関係者の一人は今回の対応について次のように語った。「これほど短い時間で、世界の反対側まで人々を運ぶことができたのは、このスポーツの対応力を示す素晴らしい例だ」アルバート・パークでは、水曜日の朝に到着したスタッフが準備作業に合流し、シーズン最初のプラクティスまで残り48時間というタイミングでパドックが整えられる見込みだ。次戦は中国GP 中東2戦には不透明感オーストラリアGPの後、F1はすぐに中国GPのため上海へ移動する。その後は3月29日に日本GPが控えており、さらに4月にはバーレーンGPとサウジアラビアGPが予定されている。ただし現在の中東情勢を受け、この2戦については開催が不透明になっている。F1の広報担当者は状況について次のように説明した。「F1に関わるすべての人々の安全とセキュリティが最優先だ」「次の3戦はオーストラリア、中国、日本であり、中東でのレースはまだ数週間先だ」「我々は常にこのような状況を注意深く監視し、関係当局と連携して対応している」
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