キミ・アントネッリは、F1イギリスGPのスプリント予選でルイス・ハミルトンにわずか0.011秒差でポールポジションを逃したものの、メルセデスとして十分に戦える手応えを得た。一方で、フェラーリの急速な競争力向上を認め、「驚異的な前進を遂げた」と警戒感を示した。ハミルトンはFP1からスプリント予選のSQ1、SQ2、SQ3まで全セッションでトップタイムを記録し、母国シルバーストンで圧巻の速さを披露。ドライバーズランキング首位を走るアントネッリは、その勢いを強く意識している。
フェラーリの進化とハミルトンを警戒アントネッリは、フェラーリがここ数戦で大きくパフォーマンスを向上させたと評価し、スプリントでも厳しい戦いになると予想した。「フェラーリは驚異的な前進を遂げた。だから間違いなく厳しい戦いになる。それにルイスも絶好調だからね」それでも、その状況を前向きに受け止めている。「でも、それは良いことだ。僕たちはそういう挑戦が好きだし、その中でベストを尽くしたい。もちろん勝負を挑むし、全力を尽くすつもりだ。簡単ではないけれど、十分に良い結果を出せる可能性はあると思っている」現在アントネッリはランキング首位を維持しており、ハミルトンとのポイント差は46点となっている。マシン調整で一気に改善スプリント予選では、SQ1で思うようなフィーリングを得られず7番手に終わったが、セッション間のセットアップ変更が奏功したという。「正直、SQ1ではあまり良い感触がなかった。でも少しだけバランスを調整したら、SQ2では昼と夜くらい違う状態になった」その結果、一気にトップ争いへ復帰できたと振り返る。「突然ペースを取り戻せた。SQ3では少しタイムを残してしまった部分もあったけれど、それでも良いラップだった。残念ながらルイスには本当に僅差で届かなかったけれど、まずは彼を祝福したい」決勝へ向けて巻き返しを狙うメルセデスはジョージ・ラッセルも5番手に終わり、ハミルトンから0.3秒以上離される結果となった。一方、アントネッリはわずか0.011秒差まで迫っており、スプリントでは優勝争いに加わる有力候補とみられている。アントネッリは「僕たちは明日に集中する」と語り、17周のスプリントでハミルトン、そして大きく戦闘力を高めたフェラーリに挑む姿勢を示した。【関連】・F1イギリスGP スプリント予選 結果・タイムシート:ハミルトンがポール