2025年F1アメリカGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月17日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。マックス・フェルスタッペンがスプリント予選で圧巻の走りを見せ、3年連続となるアメリカGPスプリントのポールポジションを獲得した。
マクラーレン勢が序盤から速さを示すなか、フェルスタッペンは最後の一撃でトップタイムを奪取。ランド・ノリスがわずか0.071秒差の2番手、オスカー・ピアストリが3番手と続いた。4番手にはニコ・ヒュルケンベルグが食い込み、メルセデス勢やフェラーリ勢を上回る健闘を見せた。ラッセル、アロンソ、サインツ、ハミルトン、アルボン、そしてルクレールがトップ10を形成している。1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「スプリントでポールを取って締めくくることができてよかった。プラクティスではクルマの微調整とトラックの理解を進めていた。路面のバンプがさらに増えて、ドライブが難しくなっていたので、クルマに小さな調整をいくつか加え続けた。スプリント予選では少し良くなったね。もちろん最後のランでソフトタイヤに履き替えたけど、それは一発勝負で、その賭けが功を奏した。ミディアムに比べてソフトではグリップがかなり良くなっていた。我々にとってはすべてをまとめ上げることが重要だったし、風の向きもかなり変わっていた。1位を取れたのは良かった。かなり僅差だったし、明日も接戦になると思う。マクラーレンはレースになるとペースを上げてくるのは分かっているから、厳しい戦いになるだろう。」2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「かなり満足しているよ。もちろんポールを取りたかったけど、2番手というのは大きな驚きではない。ここやそこでもう少し改善できたところはいくつかあったけど、それがこのサーキットの難しさなんだ。とはいえ全体的にはいいし、明日に向けていい位置につけている。」3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「明日のスプリントは3番手スタート。SQ3のラップは少し雑な部分もあってベストではなかったけど、このポジションには比較的満足している。クルマのペースはとても良い。明日の予選に向けてどこを整える必要があるかは分かっているから、午前中のスプリントでいい走りをして、午後に向けて微調整したい。」4番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「今日は本当に満足している。FP1の時点から速さを見せられていたし、そのパフォーマンスが続いたのはうれしい。クルマのフィーリングは良くて、まさに完璧な状態だった。ラップタイムもそれを裏付けていた。このサーキットを走るのは楽しいし、すべてがかみ合ったときは本当に報われる感じがする。スプリントは周りに速いクルマが多いから厳しい戦いになるけど、この勢いを維持していい結果につなげたい。」5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は最大限の結果ではなかったけど、スプリントポールを争える状況ではなかったのは確かだ。ニコ(ヒュルケンベルグ)が素晴らしいラップを決めて4番手を取ったのは驚きだったけど、彼とチームにおめでとうと言いたい。これまでも言ってきたように、我々の良い日には優勝争いができるし、悪い日には5番手。それが今日の結果だ。明日は予選よりもレースカーのほうが良いことを願っている。スプリント週末はいつもセットアップをすぐに決めるのが難しいけど、スプリントではできる限りのことをして、予選と決勝に向けてクルマを改善したい。」6番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日は6番手で満足している。シーズンの中でも良い予選のひとつだと思う。いくつか良いラップをまとめることができた。チャンスを最大限に活かせたけど、後ろには速いクルマがたくさんいるから、明日のスプリントでポイントを取れるかどうかだね。」7番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「FP1の大部分を走れなかったわりには、スプリント予選で7番手という結果は励みになる。今日ほとんど走れなかった状況を考えると、ミディアムとソフトの両方で納得のいくラップをまとめられた。スプリントではポイントを狙うし、明日の本予選に向けても今日の学びを活かしたい。できればこの順位を維持するか、もう少し上げたいね。」8番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「今日のセッションを振り返って分析する必要があるね。FP1やSQ1ではペースも悪くなく、バランスにも満足していたけど、スプリント予選の残りの段階ではそのペースを維持するのが難しかった。今夜もう一度集まって、明日のレースをどう戦うかベストな方法を考えたい。」9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「今日はSQ3進出を狙っていたけど、2台そろって通過できたのはうれしい。まだ少し苦戦していて、プラクティスに比べてあまり快適に感じられなかったけど、それでもいいサプライズだった。明日のスプリントではグリッドのクリーン側からスタートできるから、クリーンに走って、ポイントを狙っていきたい。」10番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「SQ3のラップはクリーンで、出せるものはすべて出した。もし午前中のプラクティスでもう少しミディアムタイヤで走れていたら、もう少し細かくクルマを詰められたかもしれないけど、そこから得られたのはせいぜい1コンマくらいだと思う。明日に向けて全力を尽くして何かを見つけたいけど、今のところこの週末のクルマのポテンシャルはこのあたりのようだ。」