2023年F1第19戦アメリカGPの決勝では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、簡単にはいかなかったものの、オースティンで優勝したことで、F1の歴史に名を残すことになった。一方、マクラーレンのランド・ノリスは、またしても表彰台に上がれず、不本意かもしれないが、有名な記録を間もなく更新することになりそうだ。サーキット・オブ・ジ・アメリカズでの Facts and Stats は以下の通り。
■フェルスタッペンは今日、F1ハイブリッド時代200戦目となり、キャリア通算50勝目を挙げた。■フェルスタッペンはルイス・ハミルトン、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテル、アラン・プロストとともに50勝クラブに加わった。■フェルスタッペンにとって今季15勝目となり、2022年に樹立したシーズン記録に並んだ。■フェルスタッペンにとってはカーナンバー1での30勝目となり、ベッテルの通算勝利数を上回った。それ以上の勝利を収めているのはミハエル・シューマッハだけだ。■また、フェルスタッペンはアメリカGPで5連勝を達成した初のドライバーとなった(シューマッハとハミルトンはともに4連勝)。■フェルスタッペンは次のラスベガスGPで優勝すれば、同じ国で1シーズンに3回優勝した史上初のドライバーにななる可能性がある。■フェルスタッペンは今日、これまでのシーズン最多ポイント記録(2022年に454ポイント)を更新した。オスカー・ピアストリのリタイアにもかかわらず、マクラーレンはランキング4位に浮上。■フェルスタッペンとハミルトンは、今週末のスプリントとグランプリの両方でワン・ツー・フィニッシュを飾った。■マクラーレンはランド・ノリスが2位を獲得し、コンストラクターズ選手権でアストンマーティンを抜いて4位に浮上した。■ノリスにとっては4戦連続の表彰台フィニッシュであり、現在の全ドライバー最長の連勝記録となる。■また、マクラーレンにとっては2012年にルイス・ハミルトンが初優勝を飾って以来、オースティンでの表彰台となった。■ノリスは現在、勝利なしで12回の表彰台を獲得し、ニック・ハイドフェルドの記録にあと1回と迫った。■ノリスは今日、ファン投票によるドライバー・オブ・ザ・デイ賞を今季3度目となる受賞を果たした。マクラーレンのドライバーはこれで3戦連続の受賞となった。カルロス・サインツはサーキット・オブ・ジ・アメリカズで史上最高の成績を収めた■フェラーリでのカルロス・サインツの3位は、オースティンでの8回のスタートでの最高成績。■レッドブルのセルジオ・ペレスの4位は、モンツァ以来のトップ4フィニッシュ。■2台目のフェラーリのシャルル・ルクレールは、レース後に失格となるまでは5戦連続のトップ6フィニッシュ(いずれも表彰台には届かず)となるはずだった。■2台目のメルセデスのジョージ・ラッセルは5位を獲得したが、今季の表彰台獲得はまだ1回(スペインGPで3位)。■アルピーヌのピエール・ガスリーはこのコース5回目の出走で6位となり、オースティンで初のポイントフィニッシュを果たした。■アストンマーティンのランス・ストロールもサーキット・オブ・ジ・アメリカズで6回目のスタートとなり、7位で初のポイントフィニッシュを果たした。■また、ストロールにとってはサマーブレイク以来初めてのポイント獲得であり、チームメイトのフェルナンド・アロンソがポイントを獲得していないときにポイントを獲得したのはこれが初めてとなる。角田裕毅はF1ファステストラップを樹立した3人目の日本人ドライバーとなった。■スクーデリア・アルファタウリで角田裕毅が今季最高の8位を獲得した。■角田はキャリア初のファステストラップを記録し、ボーナスポイントも獲得した。■日本人ドライバーがF1レースでファステストラップを記録したのは、1989年のオーストラリアGPの中嶋悟、2012年の中国GPの小林可夢偉に次いで3人目となる。■ウィリアムズのローガン・サージャントはホームレースで12位につけたが、レース後の失格で10位に浮上し、自身初のチャンピオンシップポイントを獲得した。■アロンソのDNFはアストンマーティンのドライバーとして初めてのリタイアとなった。■マクラーレンのオスカー・ピアストリも早々にリタイアを喫した。今季の3回のリタイアはすべて13周目までに喫している。■アルピーヌのエステバン・オコンのリタイアは今季6回目で、ドライバーの中では最多となる。■このレースではイエローフラッグはなく、セーフティカーも導入されなかった。
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