アルピーヌF1は、エグゼクティブディレクターを務めていたマルチン・ブコウスキーがチームを離脱したことを発表した。元FIAでF1技術部門の責任者を務めていたマルチン・ブコウスキーは、2018年にルノーF1チームにエグゼクティブテクニカルディレクターとして加入。2021年にアルピーヌF1にブランド変更した後もチームに残り、その年の1月にはチームの取締役にも就任していた。
しかし、アルピーヌF1は、マルチン・ブコウスキーが離脱し、アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシが一時的にチームのマネジメントを担当することを発表した。マルチン・ブコウスキーは「ルノー、次にアルピーヌF1チームのリーダーシップチームの一員として、このような才能のある献身的な人々のグループと仕事することを本当に楽しんだ」と声明で述べた。「これからの季節にチームの進歩を愛情を込めて見守っていく」ローラン・ロッシは「過去4年間のマルチン・ブコウスキーのチームの結果に対するコミットメントと貢献に感謝している」とコメント。「チームは、バーレーンでの最初のレースに向けてマシンを準備し、パフォーマンスをさらに一歩前進させることに全力を注いでいく」マルチン・ブコウスキーの辞任の正式発表は、アルピーヌF1での潜在的な経営改造の最近の話に続くものだ。今月初め、アストンマーティンF1のチーム代表を務めていたオトマー・サフナウアーが辞任。サウナウアーはアルピーヌF1への移籍し、マルチン・ブコウスキーがアストンマーティンF1に加入すると噂されている。