スクーデリア・アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2023年のF1世界選手権はフィールドがより緊密した戦いになると確信していると語る。スクーデリア・アルファタウリは、2023年のシーズンをローンチした最新のF1チームとなり、ニューヨークでの特別イベントで2023年F1マシン『AT04』のカラーリングを披露した。
1週間前に行われたレッドブルのシーズン発表会に続き、土曜日の発表会には長年チームを率いてきたフランツ・トスト、3年目の角田裕毅、そして新たに加わったニック・デ・フリースが出席した。ニューヨークの有名なファッションウィークと重なったこの発表会は、レッドブルが所有し、2020年にトロ・ロッソに代わってファエンツァのチームの正式名称となるスクーデリア・アルファタウリのファッションブランドにとって、完璧にフィットしたものとなった。レッドブル・パワートレインズの名のもとにホンダのエンジンを搭載する新車は、伝統的なディープブルーとホワイトのカラーリングで、スタイリッシュに発表された。しかし、ライバルのアルファロメオから移籍したポーランドの石油会社オーレンが2023年の「プリンシパルパートナー」としてチームに加わり、赤のハイライトがその色調を引き立てている。スクーデリア・アルファタウリは、2021年のコンストラクターズランキング6位から、新しいレギュレーションが適用された2022年には9位に転落し、最近のF1の運命を覆すべく新シーズンに向かっている。角田裕毅は3年連続でチームの一員となり、ニック・デ・フリースは昨年のF1イタリアGPでウィリアムズの代役として印象的な活躍をした後、アルピーヌF1チームに移籍したピエール・ガスリーの代役として着任する。スクーデリア・アルファタウリの新しいカラーリングの発表の場で、フランス・トストはこれからの1年を見据えて次のように述べた。「フィールド全体がより緊密になると思っている。もちろん、ビッグ3のチームはインフラや人材面でまだ優位に立っているが、2023年にはマシンはもっと互角になると確信している」とフランツ・トストはコメント。「また、昨年は(マックス)フェルスタッペンがかなり早い段階でチャンピオンを獲得したが、今年は1人のドライバーがあれほど大きなアドバンテージを持ち、あれほど早く勝つとは思っていない」「シーズン終了まで続く戦いになると思う。それが、ファンや観客、そして私たちみんなが見たいものだ」AT04のカラーリングが公開されたことで、F1の10チームのうち半数が新シーズンに向けてカラーリングを発表したことになる。スクーデリア・アルファタウリをはじめとするF1グリッドは、2月23日から25日にかけてバーレーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズンテストを行い、その1週間後に同じサヒール会場で開幕戦が開催される。
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