アルファタウリ・ホンダF1のチームレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1ブラジルGPの予選を振り返った。F1ブラジルGPの予選では、ピエール・ガスリーが2戦連続でメルセデスとレッドブルに次ぐ5番グリッドを獲得。インテルラゴス初走行となった角田裕毅もQ1を難なく突破。Q2ではそのタイムを上回ることができず、13番手で予選を終えた。
「スプリント予選レースが行われる金曜日は、通常のフォーマットよりかなり激しいものになるので、FP1に向けて多くの準備をする必要があった」とジョナサン・エドルズ。「このサーキットではスターティングラップでアンダーステア気味になり、終盤ではオーバーステア気味になってしまうため、ショートランのパフォーマンスと、どのようにマシンのバランスを最大化させるかに集中した。フリー走行はスムーズにはいかず、新しいソフトタイヤでのサーキットの走行に苦戦した。そのため予選に向けて様々な作業をしなければいけなかったが、我々はさらに良いパフォーマンスができるはずだと信じていた」「Q1に関しては両ドライバー共に完璧で、ニュータイヤで楽々勝ち進んでくれた。その後、Q2で裕毅はマシンに苦戦してしまい、Q1のタイムに届かなかった。今後チームで原因は何だったのかを把握する必要があるが、それでも立派な走行だった」「Q2とQ3でのピエールはまさに空を飛んでいるかのような勢いだった。我々より速かったのは最終的にメルセデスとレッドブル・レーシングのみで、彼はマシンに対する自信に満ち溢れた走行で毎周ラップタイムを縮めていき、マシンの最大限のパフォーマンスを引き出してくれた」「ここまでチームは素晴らしい対応をしてくれている。明日のFP2ではロングランとスプリント予選に向けた準備に力を入れていきたいと思う」