アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1プレシーズンテスト2日目の走行プランを説明。ルーキーの角田裕毅とチームリーダーのピエール・ガスリーの作業の違いについて語った。テスト2日目は午前中に角田裕毅、午後にピエール・ガスリーが走行を担当。前日、車体側のトラブルにより早めに走行を切り上げた角田裕毅だったが、この日は精力的に走行を続け、異なるタイヤコンパウンドの特性を理解すべくさまざまな種類のタイヤを試した。
角田裕毅は合計57周を走り込みし、ベストタイムは1分32秒684で全体11番手となった。午後の走行を担当したピエール・ガスリーは、半日で87周と、さらに周回数を伸ばした。日が暮れて気温が下がってからは、柔らかいコンパウンドでのテストを実施。ガスリーはC5タイヤで1分30秒413を記録し、全体2番手に。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの周回数はチームとして計144周で、ハースと並び、この日最多となった。「全体として、今日は非常に生産的なテスト日になったし、昨日の午後に失われた走行距離を取り戻すことができた」とジョナサン・エドルズはコメント。「裕毅は、夜通しの強風による非常に埃っぽい路面でスタートした午前のセッションを担当したが、最初の数時間に彼と一緒に行った空力走行には影響しなかった。その後、メカニカルのセットアップアイテムのブロックに入り、新しいソフトコンパウンドを初めて体験して午前を締めくくった。彼は良いパフォーマンスを発揮していたし、開幕戦前の明日の最後の半日のテストにむけて良い位置にいる」「午後はピエールに交代し、ロングランとパフォーマンスランを混ぜた計画を立て、2021年のタイヤとそれらのためにマシンを最適化するための最良の方法について再び学んだ。今夜分析するためのいくつかの興味深い方向性を見つけたので、明日はそれらを探索することができる」「計画を完了し、2人のドライバーで144周をカバーすることができたので、今日の進捗には満足している。明日はまだやるべきことがいくつかあるが、すべてのテスト項目を完了し、シーズン開幕に先立って良好な状態に仕上げたい」