アルファタウリ・ホンダF1は、イモラ・サーキットで事前テストを開始。今季マシン『AT01』と2018年F1マシン『トロロッソ STR13』の2台が持ち込まれ、フィルミングデーとプライベートテストを合体させたテストが実施されている。アルファタウリ・ホンダF1は、7月5日にオーストリアで開幕する大幅に遅れた2020年のF1世界選手権の再開にむけた準備を進めるために6月24日(水)にかつてのサンマリノGPであるイモラ・サーキットに到着。
当初はフィルミングデーを利用した今季マシン『AT01』のみのテストとされていたが、実際にはトロロッソの2018年F1マシン『STR13』も持ち込んでおりう、AT01で100kmの走行と2年落ちのSTR13による無制限の走行を組み合わせたプログラムを実施する。まずはピエール・ガスリーがトロロッソ・ホンダ STR13で走行を開始。ダニール・クビアトはアルファタウリ・ホンダAT01で準備を行っている。過去数週間でメルセデス、ルノー、フェラーリは、無制限の走行が許可されている2年落ちの2018年仕様のF1マシンを使用してプライベートテストを実施。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって序盤10戦が延期・中止となる大混乱に続きて、シーズン再開にむけた準備を進めている。テストはF1ドライバーの肩慣らしとしての意味合いだけでなく、チームスタッフが可能な限りソーシャルディスタンスを守り、手袋やマスク、フェイスガードといった個人用保護具(PPE)を着用するなど、新型コロナウイルスにより無観客で開催されるレースにおける“新しい生活様式”での安全および衛生プロトコルに慣れる機会としても利用されている。イモラ・サーキットは、2020年のF1カレンダーには載っていない会場だが、シーズン後半のフライアウェイラウンドが中止となった場合、ムジェロ・サーキット、アルガルベ・サーキット(ポルトガル)、ホッケンハイム(ドイツ)とともに代替候補地として名前が挙げられている。イモラ・サーキットは、ファエンツァにあるアルファタウリ・ホンダF1の本拠地からわずか20分の位置にあり、チームにとっては理想的な会場だ。ホンダF1は、レースの中断期間を利用して、F1パワーユニットを『スペック1.1』にアップグレードしたことを明らかにしている。また、レッドブル・ホンダは今週後半にシルバーストンで同様のテストを計画していると理解されている。 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 6月月24日午前2時11分PDT
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