アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、2020年のF1世界選手権ではミッドフィールドの勢力図に変化がみられると予想する。メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダは、F1の3強チームとしての地位を確立しているが、2019年はその背後のミッドフィールドのバトルは激化した。
アルファタウリ・ホンダF1は、昨年2回の表彰台を獲得し、コンストラクターズ選手権を6位で終えている。だが、ジョディ・エギントンは、2020年のミッドフィールドバトルはさらに激しい混戦になるだろうと考えている。「昨年はチームとしてこれまでで最高の年であり、我々は良い軌道に乗っている。今年のマシンはその大きな進化だ」とジョディ・エギントンは Motorsportweek.com に語る。「非常に競争の激しいミッドフィールドであり、今年は4位から9位、もしくは10位まで非常に拮抗することになるだろう。我々がその戦いのなかにいることはテストからも明らかであり、ベスト・オブ・ザ・ベストを終えられることが我々の目標だ」「信じられないほど厳しい戦いになるだろうし、4位のチームはシーズンを通じて進化し、変化すると予想している」「目標は、競争力を高め、昨年から次の一歩を踏み出し、ミッドフィールドの最も難しい場面で戦うことだ。それができることを願っているが、ポジションを維持するためには、マシンを強く開発する必要がある」2020年のF1シーズンは7月3日~5日にF1オーストリアGPでスタートする予定となっており、63日間のシャットダウンを終え、F1チームは仕事に復帰し始めている。アルファタウリ・ホンダF1は、来週から再び稼働する予定だが、ジョディ・エギントンは時間の損失によってすべてのF1チームが開発プログラムを変更することになると予想する。「我々がすでに実施している開発プログラムでは導入したいものが何かをわかっているが、新型コロナウイルスの状況と早期の延長されたシャットダウンによって遅延が発生している」「我々は来週仕事に戻るが、我々が取り組んでいた活動(設計、空力、製造)はストップしている」「しかし、カレンダーは異なるため、特定のレースで必要となる可能性のあるパーツはもう必要ない。モナコがその一例だ。そのため、パーツのリリースの順序を変更する必要がある。風洞を通るものもあれば、そうでないものもあるため、風洞プログラムを変更し、製造の優先順位を変更する必要がある」「現在、頭の中にさまざまな“what if(仮設)”シナリオがあり、我々が仕事に戻ったときにそれらのシナリオを検討する」「しかし、我々がやろうとしていたこと、取り組みたかったのかについては引き続き取り組んでいく。シャットダウンの延長による遅延を最小限に抑えるだけだ」 この投稿をInstagramで見る F1-Gate.com(@f1gate)がシェアした投稿 - 2020年 5月月27日午後5時22分PDT
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