フェルナンド・アロンソは、F1ほど複雑ではないインディカーがいつくかの点でより楽しさを感じさせてくれていると述べた。フェルナンド・アロンソは3日(水)にインディナポリスでインディカーを初テスト。今月のインディ500参戦のためのルーキー・オペレーションをクリアし、合計で110週を走り込んだ。
閉ざされたガレージで延々と行われるF1テストでのセットアップ変更とは異なり、アロンソのパパイヤオレンジのインディカーマシンはピートロードで比較的シンプルな調整やタイヤ交換が行われた。相対的なインディカーマシンの単純さは、F1よりも楽しさを感じさせるのではないかとの質問にフェルナンド・アロンソは「そうだね」とコメント。「クルマに乗って『準備はできるか』と聞かれて『イエス』と答える。クルマのスイッチを入れて、走る。燃料を入れて、タイヤを変えて、走る」「F1では、クルマの始動に6分くらいかかる。チェックして、再チェックする必要があるからね。あまりに多くのテクノロジーがあるし、電気系やハイブリッドシステムがエンジン、ブレーキ・バイ・ワイヤと連携している必要がある。多くのことが走行を遅らせ、クルマでの感覚を鈍らせる」「こっちの方がその意味で楽しいかもしれない。エンジンのスイッチを入れてレースをするだけだからね」テストで最高スピード222.548mphを記録したフェルナンド・アロンソは、インディアナポリスの4つの高速コーナーとF1で最も速いコーナーとを比較するよう求められた。「F1での最速コーナーはたぶん鈴鹿の130Rだね。320~330km/h(198~205mph)くらいだ。感覚は違う。F1ではパワーステアリングなどいろいろな助けがあると感覚がある。それにダウンフォースレベルやF1の複雑さによって、若干グリップは多いし、クルマもより予測しやすい」「ここではもっと生だ。全てがよりレーシングだ。明らかに速いし、異なっている。でも、結局のところ、僕たちはカートからスタートする。僕たち全員が小さなカテゴリーからスタートするけど、F1にたどり着いたときにはそのような感覚を失ってしまっているかもしない。全てがコントロールされている。数ミリメートル、コンマ数秒単位でね」「ここはコーナーの異なるフェースや走行の違い毎にもっとドライバーのインプットがあるね」