フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1シーズン序盤に直面している深刻な苦戦について、「痛み」を感じていると率直に明かした。アストンマーティンとホンダの新体制は厳しいスタートとなっており、信頼性問題とパフォーマンス不足が重なり、開幕2戦でレース距離を完走できていない状況が続いている。
中国GPでは、アロンソは33周目にリタイア。マシンに発生した激しい振動が原因で、レース中には手足の感覚が失われ始めていたという。「僕たちはみんな勝ちたいと思っている。今年は22人のドライバーがいるけど、勝てるのは1人だけで、残りの21人は難しくて厳しい精神状態にある」「僕にとっては3位でも5位でも17位でも、あまり大きな違いはない」「これまでのF1でいろんな時代を経験できて、ドライブを楽しむことができたし、キャリアの半分では競争力のあるマシンにも乗れた。100回以上の表彰台を獲得できたのは本当に幸運だった」「だから今は、優勝以外の順位でフィニッシュするなら、どの順位でも同じ痛みと苦しさがある」アストンマーティンは2026年F1レギュレーション初年度において、ホンダ製パワーユニットの信頼性問題に苦しんでいる。プレシーズンテストから続く振動問題は、開幕戦オーストラリアGPと中国GPの両方でレース完走を妨げる要因となった。チーム代表エイドリアン・ニューウェイは、こうした状況の中でアロンソが「精神的に厳しい状態」にあると認めていた。それでもアロンソは、現在の困難を受け入れ、チームとともに前進する姿勢を強調する。「今はチームとともにこのプロジェクトに取り組んでいる最中で、理想的なスタートではないけど、これはアストンマーティンとホンダの最初の年だ」「この時期を乗り越えないといけないし、僕はできる限りチームを助ける準備ができている」一方で、アロンソの将来にも注目が集まっている。今季で45歳を迎え、契約はシーズン終了時に満了を迎える見込みだ。悲願の3度目のタイトル獲得は今季の状況を踏まえると極めて厳しいと見られており、2027年以降もF1で走り続けるかどうかは、現時点では不透明となっている。