フェルナンド・アロンソ 「トリプルクラウンより3度目のF1王座が優先事項」

43歳となったアロンソは、現役中に3度目のF1ワールドチャンピオンを獲得することを目指していると語っている。また、チームはここ数か月の間に、レッドブルの伝説的デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ、フェラーリのテクニカルディレクターであるエンリコ・カルディレ、元メルセデス・パワーユニット責任者のアンディ・コールを技術陣に迎え入れている。また、インディアナポリスに戻ってインディ500、ル・マン24時間、F1モナコグランプリのモーターレース3大レースを制覇する可能性についても尋ねられたが、インディカーの看板イベントへの4回目の出場については否定した。「インディ500に3回挑戦したが成功しなかった。3大レースで唯一欠けているものだ。しかし、現時点では、僕の計画には入っていない」とアロンソはアストンマーティンのスポンサーであるコグニザント社のイベントで語った。「僕は今、F1に非常に集中している。今後2、3年の間、僕は3つ目の世界タイトルを獲得したい。これが現時点での僕の最優先事項だ」「その後、45歳、46歳になるので、インディ500に出場するために必要なコミットメント、また新たに学ばなければならない量のことを考えると... 少し無理があるだろう。あるいは、今僕が考えていることだが、100％とは言えない」2度世界チャンピオンに輝いた経験を持つフェルナンド・アロンソは、インディアナポリスのオーバルコースに戻るよりも、ダカール・ラリーで再び優勝する可能性の方が高いと語った。ダカール・ラリーで優勝すれば、ドライバーとしての多才さをより強くアピールできると考えている。F1を休んでいた間、アロンソは2020年のダカール・ラリーでトヨタのマシンを駆り、バイク部門で5度の優勝経験を持つマルク・コマと並んで13位に入賞した。10日目のステージでクラッシュを喫してしまい、何時間もロスした。「僕にとって次に大きな挑戦はダカールになるだろう」とアロンソは説明した。「もしダカールで優勝できれば、個人的に非常に大きな達成感を得られると思う。なぜなら、F1でも、耐久レースでも、ル・マンやデイトナでも優勝できているし、ラリーでも優勝できれば、ドライバーとして大きな意味を持つからだ」「F1カーを、24時間走り続けなければ勝てないル・マンカーや、サウジアラビア周辺の砂丘や砂利道を走るダカール・ラリーと同じように運転することはできない。だから、僕は多くのカテゴリーでゼロから学び始め、そのシリーズで世界最高のドライバーたちに囲まれ、彼らから学び、謙虚になる必要があった」「ラリーカーの運転方法などまったく知らなかったが、日々上達し、彼らから学び、世界で最も過酷なラリーで戦えるまでになった」