2021年にルノーとともにF1復帰すべきかどうかはフェルナンド・アロンソ自身が一番よくわかっている。そう語るのは来年フェラーリ移籍が決まったカルロス・サインツの父であり、アロンソと親交の深いラリー界のレジェンド、カルロス・サインツSnr.だ。先週、ダニエル・リカルドが今シーズン限りでルノーF1を離れ、2021年からマクラーレンに移籍することが発表された。
だが、長年所属したレッドブルを離れて昨年チームに加入したばかりのダニエル・リカルドのルノーF1離脱は多くの憶測を生んでいる。ルノーF1には表彰台を狙える実力が見えないのは事実だが、ルノーが今後F1を継続するかどうかも不透明な状況となっており、リカルドはチームの行く末を悟ってルノーF1を離れたのではないと見る目もある。新型コロナウイルスによる財政危機により、自動車市場は完全に崩壊し、昨年カルロス・ゴーンのスキャンダルに見舞われたルノーは会社の健全を保つために今後いくつかの対策を取らざるを得ない状況に陥っているとされている。最近、フランス政府から50億ドル(約5386万円)の国家保証融資を確保したルノーは、5月末にフランス国内の4つの工場の閉鎖を含めた今後3年間で22億ドル(約2371億円)のコスト削減計画を発表するとされ、F1から撤退するのではないかとの見方が強まっている。別の噂では、ルノーのF1撤退を食い止めたいF1のオーナー企業のリバティ・メディアが、ルノーF1がフェルナンド・アロンソと契約した場合には、その年俸の一部を負担するとも言われている。そんな中、フェルナンド・アロンソが2021年に古巣ルノーF1で復帰するとの噂について質問されたカルロス・サインツSnr.は「フェルナンドには自分が望むことを決める権利がある」と Sky Sport 24 にコメント。「彼が再びサーキットで走るのを見られるのであればうれしいことだ。だが、何をするべきかを一番よく分かっているのは彼だ。友人、そして、ファンとして彼がどのような決断をしようと尊重するつもりだがね」しかし、デイトナ24時間レースでフェルナンド・アロンソのチームメイトを務めたレンジャー・ファンデルザンデは、ルノーでF1復帰するという誘惑に負けるべきではないと語る。「ストーリーとしてルノーとのカムバックはもちろん非常に素晴らしいものだ」とレンジャー・ファンデルザンデは Algemeen Dagblad に語った。「しかし、来年ルノーがワールドチャンピオンになるとは思わない。そして、アロンソがどこかでドライブするのであれば、勝てるチームで走るべきだ」「F1に復帰するならば、彼は自分自身を証明するために莫大な意欲を持ってのことだろう。だが、彼はデイトナ、インディ、ダカールといった他のことを試すためにF1を去った。そして、今戻るとしても、彼には多くの選択肢はないだろう」「本当に良いオファーを受ければ復帰すると思うが、僕はそれが起こるとはあまり思っていない」「人々はそれが起こる見たいと思っていることは理解しているけど、ミハエル・シューマッハにどのようなことを起こったか考えてほしい。彼は間違いなくベストドライバーだったが、復帰したときはそうではなかった」「復帰することによってアロンソは手に入れるものよりも失うものの方が多いと思う」
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