2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、2021年の活動計画を最終決定したようだが、F1が2021年に導入していたレギュレーション変更を延期したことによって、F1復帰の望みは遠のいたようだ。マクラーレンに在籍していた2018年末にF1を離れたフェルナンド・アロンソは、世界3大レースでの“トリプルクラウン”を新たな目標に掲げてトヨタとともにWECに参戦してル・マン24時間レースを制覇。デイトナ24時間レースやダカール・ラリーなど新たなカテゴリーに挑戦してきた。
「2019年にF1グリッドにいないことを発表した。なぜなら、WEC、ル・マン、デイトナ、ダカールのようなことを経験したかったからだ…今年それは実現した」とフェルナンド・アロンソはル・マン24時間レースのInstagramで語った。「18年間、そのルーティンとプレッシャーの中にいて、その環境から一呼吸置く必要があった」今年、8月まで延期されたインディ500に再挑戦するフェルナンド・アロンソは、F1復帰への思いをたびたび口にしてきたが、2021年の活動計画はほぼ決定したようだ。「2021年に何をするかはだいたいわかっている。すぐに知らせたいけど、今はこれ以上のことは言えない」だが、F1は新型コロナウイルスの影響によって2021年に導入していた新しい技術規則を1年延期することを決定しており、フェルナンド・アロンソは2021年の活動計画がF1になることはないとほのめかした。「僕はずっと新たな技術規則が導入される2021年にF1復帰もあり得ると言ってきた。マシンはもっとバランスがとれたものになるだろうし、再び自分をテストしたいと思っていたからね」だが、新しい規則の導入延期はF1にとって“悪いニュース”であるとフェルナンド・アロンソは考えており、“できるだけ早く”導入する必要があると語る。「ルールを遅らせることは理解できる決断だ。なぜなら今の状況では2021年のマシンを開発することができないからね」とフェルナンド・アロンソは語る。また、フェルナンド・アロンソは彼の次の動きがインディカーへのフル参戦になるかもしれないという憶測について次のように語った。「それには大きなコミットメントと多くの準備が必要になるだろう」とフェルナンド・アロンソ語る。「インディ500だけでもすでに大きなコミットメントであり、かなり準備が必要だ。インディカーにフル参戦することは想像したくないね」