フェルナンド・アロンソは、フェラーリでの新しいチームメイトになるフェリペ・マッサと良い関係を築けると考えている。アロンソは2007年のマクラーレン在籍時、ルイス・ハミルトンとの確執が伝えられ、複数年契約を解除し、わずか1年でチームを去った過去がある。しかし、アロンソは、来年フェラーリでフェリペ・マッサとうまくやれると自信をみせている。
マクラーレンでの経験については「もう二度とそのようなことは起こらない」とアロンソは語る。「2年前と比べて成長している。フェラーリは全てのドライバーにとって重要なチームだ。そのチームに行けることは喜びだし、マシンをドライブできることは誇りだ。チームメイトより速いとか遅いとかは関係ないんだ。みんなが観たいのは、フェラーリのマシンが上位にいることだ」アロンソとマッサは、表彰台を争ってコース上で接触し、大ゲンカするシーンが全世界に流れたことがある。「フェリペは素晴らしいドライバーだし、いいヤツだ。問題はないよ。僕たちはチームのために働き、チームのためにポイントを獲るのだから」「僕たちはブラジル人とスペイン人。ラテン系だからね」フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリも、二人の関係に問題はないと確信している。「私は、彼の以前のマクラーレンでの経験について話す要素がない」とドメニカリは語る。「関係していなかったし、詳細も知らないので、私がそれについてなにかを話すのは間違っている」「彼はカリスマだし、ワールドチャンピオンだ。個人的に彼の性格はチームの動きに完璧にフィットすると思う。正直なところ、まったく問題はないと思っている」またドメニカリは、マッサもアロンソの加入を喜んでいると語る。「もちろん、彼と話した。しかし、彼は今、回復することに集中しているし、彼にとってはそれが重要だ。我々の哲学やアプローチは変わらないからね。彼は喜んでいるし、復帰することを楽しみにしているよ」