F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、負傷したフェリペ・マッサのコックピットを埋めるために、フェラーリがヨーロッパGPでフェルナンド・アロンソを走らせることを望むと語る。ルノーがヨーロッパGPを出走停止となったことで、マッサが療養している間、フェルナンド・アロンソがフェラーリに呼ばれるとの憶測が広まっている。また、ルノーの出走禁止のニュースを受け、ヨーロッパGPの主催者は、アロンソが出走しないことへの懸念を表明していた。
「ルノーがアロンソを解放し、フェラーリが彼を望むのであれば、F1にとっても、バレンシアにとっても、みんなにとってもベストなことだろう」とバーニー・エクレストンは語る。FIAの広報は、ルノーF1チームがバレンシアを出走禁止になった場合に限り、フェルナンド・アロンソがヨーロッパGPに出走することは構わないとしている。「バレンシアでアロンソがフェラーリで走るのは素晴らしいアイデアだ」と語るのは3度の世界チャンピオンであるニキ・ラウダ。「少なくとも、フェラーリはそれにトライするべきだ。スクーデリアにとっても、スペインにとっても、アロンソにとっても、そしてF1にとっても良いことだろう」だがニキ・ラウダは、ルノーが契約でアロンソが2009年の全レースのシートを保証していたとしても、チームボスであるフラビオ・ブリアトーレが許可することはないだろうと指摘している。