フェルナンド・アロンソは、デイトナ24時間レースで耐久レースデビューを果たしたことで、今年のル・マン24時間レース参戦にむけて“はるかに準備が整っている”と感じていると述べた。フェルナンド・アロンソは、ユナイテッド・オートスポーツの23号車を駆り、デイトナ24時間レースに初参戦。しかし、マシンは多数のトラブルに悩まされることになった。
フェルナンド・アロンソ、フィル・ハンドン、そして、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスが共有した23号車は、中盤にブレーキにトラブルが発生。シリンダーを交換したが後半にもトラブルが再発し、スロットルにも不調が発生して、最終的に優勝したスタング・サンプリング・レーシングのキャデラック #5号車から91周遅れの総合38位でレースを終えた。結果は期待外れなものだったが、フェルナンド・アロンソは価値ある経験を積めたとコメント。レース前には“50/50”としていた今年のル・マン24時間レース参戦の可能性は“60/40”に増えたと語った。デイトナを経験して、ル・マン24時間レースに参戦することへの自信は高まったかと質問されたフェルナンド・アロンソは「準備としては確実にイエスだ」とコメント。「ドライバー交代、コミニュケーション、スティント間のドライバー準備、どれくらい休む必要があるか、どれくらいガレージにいる必要があるか、レースでどれくらい集中する必要があるか、クルマに乗り込むためにどのような準備をすればいいかなどを学ぶことができた」「インディアナポリスに行ったときにも、オーバルのレースは初めてで、初めてのことがたくさんあると言っていた」「ル・マンに参戦することになったら、少なくとも24時間レースは3度目になるし、はるかに準備を整えられると思う」「次回、クローズドコックピットのプロトタイプカーに乗り込むときには、マシンのフィーリング、トラフィック状況、夜間のドライビング、セーフティカーなどについてわかっている」「土曜日にはわからなかったことが、24時間経って、今ではわかっている。今回の参戦はそれも目標のひとつだった」また、フェルナンド・アロンソは、2019年もデイトナ24時間レースに戻ってくる可能性が高いと語る。「そう思っている。通常、1月のモータースポーツカレンダーは空だし、僕たちドライバーにとっては、かなりこのレースは参戦しやすい」「象徴的で権威あるレースだ。どんなカテゴリーにいたとしても、通常はかなりリラックスして、自分たちのシーズンのために準備をしている期間だ。自転車に乗ったり、ジムに行くのではなく、ドライビングしている方がはるかにいい」フェルナンド・アロンソは、キャリアの最終目標として、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースの世界3大レースで“3冠”を達することを掲げている。昨年末にはFIA 世界耐久選手権(WEC)のルーキーテストでトヨタのLMP1カーをテストしており、今年のWEC参戦についてトヨタと契約間近だとも報じられている。
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