フェルナンド・アロンソは、ルノーのF1パワーユニットを搭載する2018年は、マクラーレンは向上するだけと信じている。信頼性とパフォーマンスに欠けるホンダのF1パワーユニットによって不遇の3シーズンを過ごしたフェルナンド・アロンソだが、2018年にマクラーレンにルノーのエンジンが搭載されることで、その窮状は終わりを迎えると考えている。
前戦F1ブラジルGPでは、マクラーレン・ホンダは目に見えて直線スピードが不足しており、フェルナンド・アロンソは最後までフェリペ・マッサをオーバーテイクすることができなかった。レース後、フェルナンド・アロンソは「僕たちには素晴らしいクルマがあるけど、オーバーテイクすることはできない。パワー不足は驚くほどだった。DRSがあってもフェリペはまだ引き離していった」とコメント。「僕たちにとってハッピーな週末だったけど、スピード不足は憂慮すべきものだった。メキシコとここで僕たちはストレートで超遅かった」「レース全体でクルマは素晴らしかった。でも、最終的にオーバーテイクすることはできなかった。ストレートで十分なスピードがなかった」「コーナーの立ち上がりでは何度もフェリペに非常に接近していたし、『今が彼を抜けるタイミングだ』と思ったけど、DRSを使っても、彼は引き離していった」ホンダのF1パワーユニットの非力さは明らかだが、ルノーもパワーユニットに多大な問題を抱えている。信頼性問題が多発し、ルノーのカスタマー勢は保守的なエンジンモードで走ることを強いられていた。しかし、フェルナンド・アロンソは何も心配はしていないと語る。「全てのワールドチャンピオンシップを見れば、ルノーは過去15~20年でベストなエンジン企業だし、あまり心配するべきではないと思っている」チームで意見が一致しているのは、マクラーレン MCL32は非常に優れたシャシーであるということだ。それは来年マクラーレンが同じルノーのF1パワーユニットを搭載するレッドブルと戦えるかもしれないことを示唆している。フェルナンド・アロンソのチームメイトを務めるストフェル・バンドーンも似たようなシーズンを過ごしたが、来年は状況を変えられると信じている。「チームはすでに来年のパッケージに100%集中している。ここまで僕が聞いたすべてがポジティブだ。大きな変更ではあるけど、クルマが損なわれることはない」とストフェル・バンドーンはコメント。「ルノーで目にしたもの、レッドブ成績を見れば有望だ。彼らの勝利や表彰台をね。ペンチマークがいることで僕たちがプレッシャーに晒されるのは確かだけどね」
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