フェルナンド・アロンソは、MGU-Hにトラブルが発覚し、F1オーストリアGPの残りの週末を“スペック2”パワーユニットで戦うことになった。ホンダは、今週末のF1オーストリアGPで両ドライバーに改良版の“スペック3”パワーユニットを投入。初日のフリー走行で有望なペースを見せていた。しかし、初日の走行後にホンダは、フェルナンド・アロンソのMGU-Hにトラブルを見つけ、リスクを避けて改良版パワーユニットを走らせないという決断をした。
パワーユニットは非常に複雑な構造となっており、MGU-Hだけを交換することができず、フェルナンド・アロンソはパワーユニットの全てを“スペック2”版に戻さなければならなくなった。エンジンは以前のレースで使用されたものであるため、フェルナンド・アロンソにグリッド降格ペナルティは科せられない。初日には8番手タイムを記録していたフェルナンド・アロンソだったが、フリー走行3回目は15番手タイムに沈んだ。ホンダは、スペック3の導入とマクラーレンのシャシーアップデートによって今週末は「ポイント獲得のチャンスはある」と述べており、フェルナンド・アロンソも「今後は毎戦でポイント獲得を狙っていける」と語っていただけに非常に残念な状況だ。チームメイトのストフェル・バンドーンは“スペック3”のままで残りの週末を戦う。関連:F1オーストリアGP フリー走行3回目:セバスチャン・ベッテルが最速タイム
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