メルセデスでルイス・ハミルトンのチームメイトを務めると噂されているフェルナンド・アロンソが、2007年のマクラーレンでのハミルトンとのパートナーシップについて語った。ニコ・ロズベルグがF1引退を発表した後、フェルナンド・アロンソは後任候補として報じられている。実際、チーム代表のトト・ヴォルフもフェルナンド・アロンソの獲得を検討していることを明らかにしている。
「ハミルトンのせいで2017年にマクラーレンを離れたわけではない」とフェルナンド・アロンソは AS にコメント。10年前にルイス・ハミルトンとチームを組むことになった経緯についてフェルナンド・アロンソは「最初はキミ・ライコネンがチームメイトだと伝えられた。でも、キミはフェラーリに行った。そのあと、モントーヤだと伝えられたけど、彼は怪我をした。その後、彼らはペドロ・デ・ラ・ロサだと言った。でも、最終的にシーズン開幕の数カ月前になって、ハミルトンが舞台に現れた。そして、僕はオーケーと言った」と振り返る。「スポーツにとって驚きだったよね。彼はとても強かった。残念ながら、チームにとって2人の速いドライバーがいる状況で作り出されるプレッシャーを取り扱うのは簡単ではなかった。政治的な面で現在のフェルスタッペンと似ていた。彼はその時代のシンボルだった。誤った管理による状況のなかで、結果、僕たちはコンストラクターズとドライバーズの両方を失った」「クルマはすぐに勝つことができた。ある意味、ロからのスタートだった。2007年はブリヂストンタイヤの特性が違っていて、クルマもオーバーステアが酷くて、運転するのがとても難しかった。僕たちは運転の仕方を変えなければならなかった。その全てがハミルトンの助けになった。彼はすぐに競争的だった。最高のクルマがあっても、僕たちは両方のチャンピオンシップを失った。それは僕にとってチームを変更する十分な理由だった」10年が経ち、ルイス・ハミルトンはまだ勝ち続けているが、フェルナンド・アロンソは勝利を得られない状況になっている。「それを最大限に生かすために100%を尽くしてチームのために戦う必要があった。チームがプレッシャーを取り扱うことができなかったり、期待通りに行動することができなければ、モチベーションがどこか他に向いてしまう。僕は楽しんで100%を尽くすためにここにいる。チームが期待していることをやらなくて、チャンスがあれば、ずっとやってきたように僕は移籍するだろう」メルセデスは、フェルナンド・アロンソの獲得に興味を示しているが、マクラーレンはフェルナンド・アロンソがチームに残ると頑なだ。フェルナンド・アロンソはマクラーレン・ホンダとタイトルを獲得するという願望を隠していない。「ゴールはワールドチャンピオンになることだ。僕たちがもっと競争的になれることを期待している」