ジェームス・キーが9月からアルファロメオF1チームのテクニカルディレクターに就任する。就任初日を前に、チーム代表のアレッサンドロ・アルンニ・ブラビはキーが着任後、最初に何を優先するのかを明かした。2010年から2012年までザウバー時代にテクニカルディレクターを務めていたキーは、5月にマクラーレンを離れ、ヤン・モンチョーの後任としてアルファロメオに移籍することが発表された。
キーは2023年9月1日からその任に就き、コンストラクターズランキング7位を争う現行マシンC43の改良を目指すと同時に、2026年のアウディ参戦に備える。キーの加入が間近に迫っていることについて、アルンニ・ブラヴィは「ジェームス・キーの優先チェックリストは、マシンのパフォーマンスを向上させることと、アンドレアス・ザイドルが技術部門を形成する手助けをすることだ」と語った。「チームとしてご存知のように、我々は変革の過程にあり、ジェームス・キーの加入はチームに大きな価値をもたらす。というのも、ジェームズはテクニカル・ディレクターとしての経験だけではないからだ」アルンニ・ブラビは、キーがアルファロメオF1チームに入社した後の主な優先事項について詳しく語った。「彼はこれまで一緒に仕事をしてきたチームの技術レベルでさまざまな役割を担ってきた。だから、チームとして一歩前進するために必要な貢献をしてくれることを期待している」キーは元マクラーレンのチームプリンシパル、アンドレアス・ザイドルとアルファロメオで再会する。サイドルはシーズン開幕前にマクラーレンを去り、その任に就いていた。アルンニ・ブラビはこれまでザイドルと働いてきた時間についても語った。「まず第一に、私たちがリーダーシップについて語るとき、アンドレアス・ザイドルについて語る。彼はわれわれのリーダーであり、グループCEOだ」「私もこのチームで働く一人であり、他の600人と同じように、アンドレアスをサポートし、彼を助けるために貢献しようとしている。しかし、もちろん、アンドレアスは我々のCEOであり、我々のグループを率い、将来の方向性を示している人だ」